【英語版】星の王子さま【初心者向け】

星の王子さまと言えば有名な小説ですよね。

本記事では、英語版の星の王子さまを紹介します。

ところで「Graded Readers」というものを知ってますでしょうか？

これは英語学習者のために、英語の難しさをレベル別に分けた本のことを言います。

限られた語彙でまとめられているので、段階的に英語を学んでいくことができます。

今回はその「Graded Readers」である「The Little Prince（星の王子さま）」を紹介します。

英語レベル

「The Little Prince（星の王子さま）」 はレベル2（ラダーシリーズ）です。

総単語数は14,600語です。

公式見解としては、TOEIC400点～500点レベルの方に向けた本ということになります。

ただし、個人的にはTOEIC300点台でも一気にレベルアップしたい！という気持ちがあれば読めるレベルだと思います。

逆にTOEIC600点台の方は比較的すらすらと読むことができます。

なので600点台でも、たくさん英語を読んで読解スピードを上げたい！という方は勉強になると思います。

700点以上の方はレベル3以上の本を読むことをお勧めします。

登場人物

主人公

子供の頃は絵を描くのが好きだったが、周りの大人から理解されず画家になる夢を諦めた。

大人になってからは、周りの大人に話を合わせて理解されるように努めて生きていた。

現在はパイロット。

星の王子さま（The Little Prince）

主人公がサハラ砂漠で出会った一人の少年。主人公と出会ってすぐに「羊の絵を書いて」と頼んできた。

小さな惑星に住んでいたが、故郷の惑星を離れて色々な惑星を渡り歩き、最終的に地球に辿り着いた。

あらすじ

ある日のこと、主人公が操縦していた飛行機がサハラ砂漠のど真ん中で故障してしまった。

周りには人影も街も見えず、飛行機も自分で直すしかない。。。そう途方に暮れて夜を過ごした。

朝になると不思議な声が聞こえた。「羊を描いて！」という声だ。

主人公は驚いて飛び起きると不思議な姿をした子供がこちらを見ていた。

これが星の王子さまとの最初の出会いだった。

最初の内は、飛行機を直すことを優先するために彼を邪魔者扱いする。

しかし、彼の話を聞くうちに別の惑星から来た子供だということが分かり、次第に興味を増していく。

そして、彼と話をする中で「本当に大切なものは何なのか」ということに気づかされていく。。。

世界観

世界観としては「星の王子さま」というようにファンタジー要素が多いです。

小さな惑星に一人だけ住む星の王子さま。

その星の王子さまは花や動物と会話ができたり、惑星の間を移動出来たりする子供です。

いろいろな惑星を訪れるのですが、そこにいる住人たちも特徴的です。

一人ぼっちの王様。褒められたがりの大人。惑星を所有して一日中それを数えているビジネスマン。

そんな星の王子さまの体験談を聞いて、主人公は様々な思いを巡らせるのです。

物語のテーマ

本作の最も大きなテーマは「本当に大切なものは何か？」です。

主人公は星の王子様の体験談を聞く中でそれをゆっくりと理解していきます。

このテーマの一部がわかる本作中の一文が以下です。

“I am a fox just like thousands of other foxes. But if you tame me, we will need each other. For me, you will be unique, one of a kind. You will be different from everyone else in the world. And I will be unique for you . . .”

僕は千匹の他のキツネと同じようなただのキツネさ。でも、もしも君が僕をなつかせてくれたなら、僕たちはお互い必要とするようになる。僕にとって君は唯一無二の存在になる。君は世界中の誰とも違う人になる。そして僕は君にとっても唯一無二になるんだ。

The little Prince

これは、星の王子さまがキツネと出会ったときの体験談で出てくる一文です。

主人公はこのような体験談から「本当に大切なものは何か？」ということを理解していくのです。

まとめ

今回は英語版の星の王子さまを紹介しました！

紹介した内容をまとめると以下になります。

本作は英語の勉強になるだけではなく、物語を楽しむ事の出来る作品です。

メッセージ性の高い物語なので、大人が読んでも楽しい童話になってます。

興味を持った方は、ラダーシリーズの星の王子さまをぜひ読んでみてくださいね！