英語の勉強が嫌いすぎる理由と克服方法
- 2022.02.05
- 2023.03.13
- 多読のすすめ
英語が嫌いすぎる。英語はつまらない。英語は退屈だ。
そんな風に思ったことはないでしょうか?
僕も過去にそう思っていたので、気持ちがすごく分かります。
小学校の時には習い事で英語をしていたのに、中学校を卒業する頃には英語が完全に苦手な教科になっていました。
ただ、そんな僕でも今ではかなり楽しく英語を学べています。
今回は僕も実践している「英語嫌いな人でも英語を楽しく学ぶ方法」をお伝えしたいと思います。
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英語勉強は嫌いだけど、英語を上達させたい!
- 単語や文法を覚える作業が苦痛
- 英語の5文型とかそういう勉強は嫌い
「英語の勉強」が嫌いなんじゃないか
「英語が嫌いだ!」という人は学校の「英語の勉強」が嫌いだったんじゃないでしょうか?
学校でやるような「英語の勉強」はひたすらに覚える作業でしたよね。
例えば「in order to=~するために」みたいに日本語と英語の対応を覚えさせられたり
「have + 過去分詞は現在完了」とか、そんな風に勉強してませんでしたか?
興味がないことを覚える作業は苦痛です。
苦痛な作業に耐えれば英語ができるようになる。学校の「英語の勉強」はそんな方法です。
だから大人になってからも
「英語は苦痛なもの」というイメージが根付いてしまっているのです。
「英語の勉強が嫌い」でも英語は上達する
はっきり言って学校でやるような「英語の勉強」をしなくても英語は上達します。
頻出の単語や文法をひたすらに覚えようとする「英語の勉強」をやるよりも、自分が楽しめる英語学習をする。
そうすることによって英語を続けることができる。結果的に英語が伸びるんです。
興味のない勉強や仕事には全然身が入らず、眠くなってしまうなんて経験はあるんじゃないでしょうか。
逆に好きなゲームやSNS、読書をしていたら深夜まで起きてしまっている、なんてこともありますよね。
つまり、自分が「楽しい!」と思うことには時間を忘れて取り組めるんです。
英語を上達したいなら、英語を楽しめる状況を作ることがすごく大事だということです。
英語嫌いの克服方法
どうしたら英語を楽しむことが出来るのでしょうか?
答えは簡単です。自分の興味と英語を繋げればいいんです。
英語多読という方法
自分の興味と英語を繋げるには
興味のある内容が英語で書かれた本を読むのがおすすめです。
興味のある本であれば、楽しくたくさんの本を読むことができます。
また、英語の本をたくさん読むことを英語多読と言います。
英語多読は、100年以上も昔から夏目漱石も推奨していた効果のある学習方法です。
英語多読 すべての悩みは量が解決する!という本に、英語多読の効果や体験談などが書かれているので、興味がある方は是非読んでみてください。
興味を持てる本を探そう!
「英語の本なんて面白くないものばっかりでしょ?」そんなイメージがあるかもしれません。
でも英語多読向けのGraded Readersと呼ばれる本には本当に色々な種類があるんです。
代表的にいくつか紹介しておきます。
アメコミ系
Marvel – The Avengers(アベンジャーズ)
Marvel – Captain America – Civil War(キャプテンアメリカ – シビルウォー)
偉人系
ミステリー系
Sherlock Holmes Short Stories(シャーロック・ホームズ – ショートストーリーズ)
怪盗ルパン傑作短編集 The Adventures of Arsène Lupin, Gentleman-Thief
ものがたり系
レベルにあった本を読もう!
上記の本の表紙をよく見ると、それぞれの本にレベルが書いてあります。
英語多読をするにあたって、自分にあったレベルの本を選択するのはすごく重要です。
なぜなら、自分に合わないレベルの本を読むとストレスを感じて投げ出したくなってしまうからです。
野球のバットにボールを当てることができない状態で、ホームランを打とうとし続けるようなものです。
ボールが当たらない状態からいきなりホームランを打とうとするのは、心が折れますよね。
「楽しく続ける」ということが一番大事なので
すいすいと読めるレベルの本をたくさん読むのがおすすめです。
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知らない単語が1ページにつき、3語以下であること
- 1分間に約10行以上のペースで読めること
- 本の内容がおおよそ理解できること
レベルの選び方
本のレベルは「見出し語数」で選ぶことができます。
見出し語というのは、基本的な単語と考えてもらえれば大丈夫です。
TOEICの点数別に、おすすめの見出し語数を示したのが以下の表です。
自分にあった本を選べば、英語をイメージで理解して読み進めることができるようになります。
また、英語多読本には有名なブランドが3つあります。
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ピアソン・イングリッシュ・リーダーズ( Pearson English Readers )
- ラダーシリーズ( Ladder Series )
- オックスフォード・ブックワーム・ライブラリー( Oxford Bookworms Library )
ただし、ブランドによってレベル名と見出し語数の対応が異なるので、レベル名を見て本を探す場合は注意が必要です。
各ブランド別に、見出し語数とレベル名を示したのが以下の表です。
本を選ぶ際の参考にしてくださいね。
見出し語数 | Pearson English Readers | Ladder Series | Oxford Bookworms Library |
200語 | 300語 | Easystarts level (200語) Level 1 (300語) | Step 1 (300語) | Starter (250語) |
400語 | 700語 | Level 2 (600語) | Step 2 (600語) | Stage 1 (400語) Stage 2 (700語) |
900語 | 1300語 | Level 3 (1200語) | Step 3 (900語) Level 1 (1000語) Level 2 (1300語) | Stage 3 (1000語) |
英語多読の3つの効果
「英語多読」をすることによって大きく3つの効果があります。
1.勉強しているという感覚なく英語が上達する
興味のある本を読むことによって、たくさんの本を読むことができます。
その結果、気づいた時には英文を読むことに抵抗がなくなっています。
2.英語のリーディングスピードが上がる
英語多読を続けていくと、英語を英語のまま理解できるようになっていきます。
日本語に訳して読むことがなくなるのでリーディングスピードが上がります。
3.英語が聞き取れるようになる
不思議な話ですが、英語多読をすると英語のリスニング力にも影響します。
リスニングは、そもそもの単語や表現を知らなければ聞き取れません。
英語多読をすることで以前であった単語や表現に再度出会う回数が増えて、記憶に残るようになります。
結果的に、語彙力が伸びて聞き取れる英語が増えるという流れです。。
まとめ
今回は、英語が嫌いな人でも楽しみながら英語を上達させられる方法として「英語多読」を紹介しました。
内容をまとめると以下のようになります。
- 英語の勉強が嫌いすぎる人には英語多読がおすすめ!
- 自分のレベルにあった本をたくさん読もう!
- 英語多読による効果
- 勉強している感覚なく、英語が上達する
- リーディングスピードが上がる
- 英語が聞き取れるようになる
英語学習は「続ける」ということが一番大事ですが
まずは一歩を踏み出す必要があります。
英語を楽しく続けるために、英語多読を始めてみませんか?
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