英語多読を50万語やってみた効果
- 2023.03.03
- 2023.03.07
- 多読の効果
英語多読をやってみたものの、効果を感じにくい。。。
本当に効果あるんだろうか?そんな風に思ってないでしょうか?
僕自身も、英語多読は今までの勉強法と違いすぎて、少し疑っていました。
そんな僕も先日、英語多読で50万語を達成しました。
結論として、50万語達成時点で英語がさらに読める、聞けるようになった実感があります。
本記事では、そんな実体験をもとに50万語達成時点の効果をお話します!
- 英語多読を50万語達成した時点の効果
- 50万語達成までにどれくらい時間がかかるのか?
- 50万語達成でどのくらいのレベルの本を読めるようになるか?
英語多読50万語の効果
コツコツと読み進めて、先日ついに英語多読の50万語を達成したので、その効果を紹介していきたいと思います。
大きく分けて以下のような効果があったので、それぞれについて紹介していきます。
- 少し難しい表現でも自然と理解できるようになってきた
- TOEICの点数が上がった
- 英語のアナウンス等の意味が理解できるようになってきた
※ 10万語達成時の効果も以下の記事で紹介してます。
少し難しい表現でも自然に理解できるようになってきた
まず、より自然に英文を理解できるようになってきた実感があります。
少し難しい表現でも日本語に変換せずに読めるようになってきたからですね。
例えば「should have done(~すべきだった)」や
「could have done if(もし~なら~できたな)」みたいな表現ですね。
多読の中で繰り返しこのような表現が出てきたので、自分の中に染み付いたという感覚です。
こうした表現を沢山インプットしたことで、英語のニュース記事なんかも専門的なものでなければ、8割くらいは辞書を引かずに読めるようになりました。
TOEICの点数への効果
客観的な指標としてTOEICも受験していたのですが、TOEICの点数が上がりました。
具体的には、多読を始める前のTOEICが350点だったのに対して、
50万語達成時は710点になっています。
多読を始める前と比較すると伸びていますが、10万語達成時の点数が625点だったので、
10万語から50万語の間では正直あまり伸びなかったという感想です。
ただ、これには理由があると思っています。
その理由というのは「多読用で読んでいる本の大半が子供向けの物語だから」です。
ただし、子供向けの物語は多読に向いていないわけではないです。
日常的に使うような単語を覚えられるので、ネイティブの子供が覚えるように英語を身につけられます。
jiggle:軽く揺らす
sizzle:ジュージューと焼く
hit the bull’s eye:的を得る
一方で、TOEICの点数を伸ばしたい方はGraded Readersを読むことをおすすめします!
英語のアナウンス等の意味が理解できるようになってきた
多読のリスニングへの効果はどうなの?って疑問もあると思います。
これに関しては、TOEICリスニングパートの点数で言うと360点(495点満点)になりました。
多読を始める前が200点だったので、160点アップですね。
200点の時はリスニングパートの説明が聞き取れず、いつ問題が始まったかもわからないくらいでしたが、今では4割くらいの問題は自信をもって回答できます。
感覚的な効果としては、飛行機の機内アナウンスレベルは聞き取れるようになった感じです。
一言一句すべてを聞き逃さずに聞き取ることは難しいですが、どんな内容を話しているかわかるようになりました。
なので、海外の案内などで迷うことはないかなというレベルですね。
50万語到達までにどれくらい時間がかかったか?
50万語達成までには1年と4か月かかりました。
読めない日もありましたが、大体毎日30分~1時間くらいは読んでいましたね。
また、英語多読では「スラスラ読める本を沢山読む方が良い」とされていますが、
僕の場合は、分からない表現がそこそこある本を中心に読んでいたので、読書スピードが遅くて50万語達成まで時間がかかってしまいました。
なので、スラスラ読める本を選んで読めば、半年でも50万語は達成できる水準だと思います。
50万語達成でどのレベルの本が読めるようになったか?
直近では、以下のようなロアルド・ダール作の本を読めるようになりました。
チャーリーとチョコレート工場(Charlie and the Chocolate Factory)
ただし僕の場合は、前にも書いたように分からない表現がそこそこある本を選んで読んでいるので、スラスラ読めるというレベルではないです。
それでも、楽しく読み切ることができたのは間違いないです。
子供向けではありますが、ロアルド・ダール作の本は独特の皮肉が効いていて大人でも楽しむことが出来ます。
以下の文はチャーリーとチョコレート工場の一場面で、
Augustus Gloopという名前の少年が、チョコレートに溺れてしまった時のセリフです。
ロアルドダール作の本は、大人の英語多読にぴったりのシリーズなので、何を読むか迷っている方にはおすすめのシリーズです!
‘HE’LL BE CHOCOLATE FUDGE!’ shouted Mrs Gloop.
‘Never!’ cried Mr Wonka.
‘Of course he will!’ yelled Mrs Gloop.
‘I wouldn’t allow it!’ cried Mr Wonka.
‘And why not?’ said Mrs Gloop.
‘Because the taste would be terrible,’ said Mr Wonka.
日本語訳:
「彼(Gloop少年)がチョコレートファッジになっちゃう!」とGloop夫人(少年の母親)は叫んだ。
「ありえない!」とMr.ウォンカは叫んだ。
「明らかに(チョコレートファッジに)なるでしょ!」とGloop夫人は叫んだ。
「そんなことさせるか!」とMr.ウォンカは叫んだ。
「それはなぜ?」とGloop夫人は言った。
「ひどい味になっちゃうからだよ」とMr.ウォンカは言った。
Charlie and the Chocolate Factory
まとめ
今回は、英語多読を50万語達成した時の効果について紹介しました。
英語多読は、気軽に楽しく続けることができます。
実際、センター試験(共通テスト)で40点台(200点満点)だったくらいに英語勉強が嫌いだった僕でも続けられて、50万語達成まで続けられています。
英語に苦手意識がある方に特にお勧めできる学習方法なので、ぜひトライしてみてください!
(既に挑戦している方は続けてみてくださいね!)
- 英語多読の50万語達成効果
- 英語のニュース記事が辞書なしで読めるようになってきた
- TOEICは350点→710点になった
- 英語の機内アナウンスが聞き取れるようになってきた
- 多読を始めてから50万語達成までは1年4か月かかった
- 50万語達成時点で、ロアルド・ダール作の本が読めるようになった
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