【成果を出す】英語多読のコツ4選
英語多読っていう学習方法があるらしい。。。だけど具体的にどうやるんだ?
本記事ではそんな方に向けて、多読の経験者の筆者が多読のコツを紹介します。
※ 2023年6月時点で読んだ量としては約60万語なのですが、TOEIC350点→710点という成果は出てます!
結論として「多読は楽しんでやろう!」ということなんですが、これが意外と難しいです。
自分も当初は、多読を楽しめずに何度か読書自体を放棄したくなったのですが、なんとかここまで来れてます。
当時の振り返りも踏まえて、特に大事な4つのコツを紹介しています!
- 多読の効果
- 多読の3つのコツ
- 多読におすすめのコンテンツ
多読の効果
コツを紹介する前に「そもそも多読って効果あるんか!?」という疑問を解消しておきましょう。
多読には主に以下の3つの効果があるので、それぞれ紹介していきます。
- 自然と語彙力がつく
- 自然と文法が分かるようになる
- なぜかリスニング力もつく
1.自然と語彙力がつく
多読をしていると、当然ですが知らない単語にぶち当たるときがあります。
この時、前後の文からある程度推測できるので「多分こういう意味だろうなー」と自然に覚えることができます。
さらにとにかく量を読むので、その知らない単語にぶち当たる回数も多くて、嫌でも覚えられます笑
また、1つでたくさんの意味を持つような単語だと、単語帳で覚えるのは難しいですよね。
例えば「bear」は「熊」や「我慢する」、「子を産む」という意味がありますが、多読だと単語が出てくる場面で覚えられるので、自然とすべての意味を覚えることができます。
このような形で、多読をすると自然と語彙を身に着けることができるんです。
2.自然と文法が分かるようになる
多読をしていると文法を直観的に理解することができるようになります。
多読は英語の文章をたくさん読むことなので、ネイティブと同じように英文を理解することができるようになります。
つまり「この英文はこの文法で構成されているな」とか考えずとも何を書いてあるかが理解できるようになります。
なので、これは学校教育の英語勉強で文法を覚えるのが大嫌いだった人(私も含めて)には、すごく嬉しい効果なんじゃないかと思いますね!
3.なぜかリスニング力もつく
多読をやっているとなぜかリスニング力もつきます。つまり、英語が聞けるようになるんです。
これには自分もビックリしましたが、実際にTOEICの点数(リスニングパート)も上がっているので本当です。
なぜリスニング力がつくかというと、多読によって英語を英語で理解できるようになるからです。
文章を読みまくることによって、いわゆる英語脳ができます。
リスニングテストで、どんどん流れてくる英語についていけないみたいな経験をした人もいるんじゃないでしょうか?
多読をすると、意味を理解するのに「英語→日本語」に変換する必要がなくなるので、英語のスピードについていけるようになります。
多読のデメリット
多読の良いところだけをツラツラ書きましたが、実際にはデメリットもあります。
そのデメリットは「効果が感じるまで時間がかかる」というものです。
多読は知らない単語が使われる場面を何回も見ることによって意味を理解します。
なので大抵の場合、新しい表現は一回では覚えられません。
一方、文法などを覚える通常の英語勉強の場合、表現の意味を重点的に記憶するのである程度の意味は1回で覚えられます(忘れないために復習は必要ですけどね)
このような違いのため、多読は効果を感じるまでに時間がかかります。
ただし長期的に見れば、多読は単純な意味以外のニュアンスをネイティブのように覚えられますよ!
成果がでる多読の4つのコツ
私の経験から、多読で効果的に英語力を伸ばすためのコツを4つ紹介します!
- 興味のある本を選ぶ
- 本が面白くなかったら、違う本を読む
- わからない単語があっても辞書は引かない
- 習慣化する
1.興味のある本を選ぶ
まず、一番大事なのが「興味のある本を選ぶ」ということです。
なぜかというと、単純に興味のない本は読み続けられないから、です。
デメリットにも書きましたが、多読は長期的に続けないと効果を感じにくいので、とにかく続けることが大事です。
なのでとにかく最初は、興味を惹かれる本を探して手に取ってみましょう!
2.本が面白くなかったら、違う本を読む
2つ目のコツは「本が面白くなかったら、違う本を読む」です。
最初は興味を惹かれて読み始めた本でも、読んでいくうちに苦痛になってくることがあります。
そんな時は、勇気を持ってつまらない本を読むのをやめましょう。
面白くないと思う本は、単純に内容がつまらない。もしくはまだ自分にとって難しすぎる本だった可能性があるからです。
こうやって聞くと簡単に思えるんですが、意外と本を変えるというのは難しいことです。
「せっかくここまで読んだのに」や「せっかく買ったのにもったいない」という気持ちが出てきてしまうんですね。。。
私はこれが出来なかったので、多読をやめてしまった時期もあります。
なので、違う本を読むための自分ルールを作ると良いと思います。
私の場合は「3日間、今の本を読む気が起きなかったら違う本を読み始める」というルールを作っています。
本を切り替えるタイミングが分からなくなった時には、こういったルールを適用してみると良いですよ!
3.分からない単語があっても辞書は引かない
3つ目のコツは「わからない単語があっても辞書は引かない」です。
わからない単語があっても辞書を引かずに、できるだけ文脈から推測してみましょう!
このコツには、以下の2つの理由があります。
- 辞書を引いていると、本のストーリーが中断されてしまって楽しみにくくなるから
- 辞書を引くと日本語で意味を覚えてしまうから
辞書を引くと本を楽しめなくなる
分からない単語がある度に辞書を引いていると、本を読むのを何回も中断することになります。
そうすると本を読むのが段々とつまらなくなってしまいます。
多読では、続けるために楽しんで本を読むというのが一番大事なので、できるだけ辞書は引かないようにしましょう。
辞書を引くと日本語で意味を覚えてしまう
辞書を引くと、当たり前ですが日本語で意味が書いてあるので、その意味で覚えようとしてしまいます。
英語には日本語では表しきれないニュアンスがあったりするので、できるだけ文脈から推測して英語を英語で覚えるようにしましょう!
そもそも辞書をたくさん引かないと読めない本の場合は、辞書を引かなくても読めるレベルの本に変えた方が読んでいて楽しいですよね。
楽しむことが英語力の向上につながります!
4.習慣化する
4つ目のコツは習慣化することです。
これも多読を長く続けるためのコツです(多読は本を楽しんでいる内にじわじわと効果が出てくる方法ですからね!)。
新しいことを始めようとすると、やりたいと思っていても3日坊主で終わってしまう。そんな経験ないでしょうか?
人間の性質上、新しいことを習慣に組み入れるのはすごく難しくて、意識していないとなかなかできないんですね。
そこで、習慣化の手助けとなる方法が1つあります。
それは「既にある習慣に多読という新たな習慣を繋げてあげる」ということです。
これはジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣にも書かれていることで
例えば「ベッドで寝る」という習慣に「多読」の習慣を繋げるみたいなことです。
つまり、夜にベッドに入ったらその本を読み始めるようにルールを作るということ。
このようにすると、いつ、どこでやるのかが明確になるので、多読を続けやすくなりますよ!
多読におすすめのコンテンツ
さて、多読のコツは分かりましたでしょうか?
ただ、コツは分かったけど、どんな本を読めば良いのか分からない!という方もいると思います。
そんな方のためにいくつか多読用のコンテンツを紹介しますので、自分にあったものを選んでみてくださいね。
英語の絵本
英語の絵本は、多読初心者の方にピッタリです。
ネイティブの1~2歳向けの本から10~12歳向けの本まであるので、英語レベルが初級者~中級者までの方に向いています。
絵本の良いところは、挿絵がたくさんついているところです。
挿絵がたくさんついていると、意味を推測しやすいので多読に最適です。
ただ、子供向けの話が苦手だという方は後に紹介するGraded Readersや英語のニュースなんかを読んだ方が楽しめますね。
絵本は高額なので何冊も買っていると、すごく高くつきます(実物の本は1冊で1000円以上します)
Kindle Unlimitedなら月額980円で読み放題なので、たくさん読みたい方にはピッタリです!
さらに30日間の無料体験あるのでお試しで読んでみることもできますよ~。
Graded Readers
Graded Readersとは、英語レベルが制限された本のことです。
難しい原書の内容を単語や文法レベルを落とした形で書かれています。
具体的なGraded Readersの本については、こちらで紹介しているのでどうぞ!
英語のニュース
時事ネタやエンタメ系が好きな方はニュースサイトが向いてるかもしれません。
現地の大人が見るようなサイトなので、表現が難しいかもしれませんが、実践的ではあります。
また、BBC Learning Englishなどの英語学習者向けのサイトもあるので、意外と中級者くらいのレベルから見ることができますよ。
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