【要約】英語多読 すべての悩みは量が解決する!【英語は楽しめる】

【要約】英語多読 すべての悩みは量が解決する!【英語は楽しめる】

英語多読をやり始めようと思っている方の中には、

英語多読 すべての悩みは量が解決する!」という本が気になっている方も多いんじゃないでしょうか。

それもそのはず、英語多読の本を調べると一番上に出てくるのがこの本だからですね。

英語多読界では有名な本ですが、これまで様々な現場で実績を上げてきた「易しいレベルから始める英語多読」を広めてきた方々が著者なので、内容の信用度も高い一冊です。

そんな英語多読のバイブルとも言える

「英語多読 すべての悩みは量が解決する!」について紹介していこうと思います。

この記事でわかること
  • 英語多読 すべての悩みは量が解決する!の要約
  • 本書ですすめている英語多読のやり方
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著者について

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「英語多読 すべての悩みは量が解決する!」の著者は繁村一義さん、酒井邦秀さんの2人です。

繁村一義

二十歳で英検3級に落ちたレベルから、多聴多読でTOEIC900点を超え、外国人ばかりのチームをリードできるようになった。

その経験を生かしてエンジニアとして活躍するかたわら、各地で講演や指導を通して多読の普及に努める。

NPO多言語多読の副理事長

NPO多言語多読とは

2006年から活動しているNPO法人

外国語を学びたい人に「多読」というやり方を広める活動をしている。

酒井邦秀

2002年より多読三原則に基づき絵本から始める多読を提唱し、数千人以上に多読指導を行う。

元電気通信大学准教授

NPO多言語多読の理事

「英語多読 すべての悩みは量が解決する! 」の要約

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英語を楽しもう

本書の中で通して主張しているのが「英語学習を楽しもう!」ということです。

これだけを見ると、「英語学習を楽しむなんて無理だ。今まで頑張っては挫折してきた」なんて声が聞こえてきそうです。

本書では、そんな人たちに向けて以下の2点を伝えています。

本書で伝えていること

  • 英語学習が楽しめないというのは、従来の学習方法に問題がある。

  • その学習方法の問題は、英語多読という方法で解決できる。

一般的な英語教育の問題点

一般的な英語教育について、以下2点の問題点を挙げています。

①触れる英文の量が足りない

②触れる英文の質が悪い

英文の量が足りないという点に関しては、中学高校の6年間の英語教育で触れる英語は多くても10万語以下であり、これは全く十分な量ではないとしています。

英文の質についても、英語を日本語と1対1で紐づけて教えているため、一般的な英語教育では英語を英語のまま理解する力が身につかないとして、問題点だとしています。

多読はこの2点の問題を解決できると主張しています。

多読の場合、すらすら読めるレベルの本を読むため、10万語という量もたった3週間程度で突破できます。

さらに、本の内容に合わせて英語を覚えていくため、多読によって、子供が言語を学ぶように英語をイメージで理解するという力をつけることができます。

学校英語や英語学習で少ししか読めないのは、一語一語丁寧に確かめ、知らない語は辞書を引き、文法分析をし、日本語に訳すからですね。

一方、多読をする場合は後で説明する「多読三原則を使って、辞書を引かなくても「読める」絵本から始め、知らない単語は見なかったことにして先へ進みます。


英語多読 すべての悩みは量が解決する!

多読のやり方

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英語多読は、以下の三原則に沿って行うことを主張しています。

多読三原則
  • 辞書は捨てる
  • 分からないところは飛ばす
  • 自分に合わないと思ったら投げる

①辞書は捨てる

読書中に辞書を引くと文章に集中できず、内容を楽しむことが出来ないため、辞書は引かない。

辞書を引く必要のない簡単なレベルから始めましょう。

②わからないところは飛ばす

簡単な本でも分からない単語が出てくることがあります。

そういった場合でも、分からない部分を気にせずに飛ばしていきましょう。

③自分に合わないと思ったら投げる

分からないところを飛ばしていると、本の内容が自体がわからなくなることがあります。

そんな難しい本は今の自分には合わないので読むのをやめて、他の楽しい本を読みましょう。

何度でも投げて、楽しいと思える本を探しましょう。

この「多読三原則」を実行するのはさほど困難なことではありません。

辞書は捨てる=辞書は引かないのですし、分からないからといって調べたりしなくていいし、合わない本は途中でもやめていいと言っているのですから。


英語多読 すべての悩みは量が解決する!

本の選び方について

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基本的にはどんなレベルの人でも

絵本から始めて、段々と本の読む範囲を広げていくのが良いとしています。

ただし、絵本を読むことに抵抗を感じるという人には、以下の3つをおすすめしています。

絵本に抵抗がある人におすすめの本
  • ノンフィクション(歴史や科学などの子供向け本)
  • 漫画
  • Graded Readers

Graded Readersというのは、英語学習者のレベル別に段階分けされた本です。

多読の効果

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多読教育のする中で以下のような効果が見られたとしています。

多読の効果
  • 英語が怖くなくなる
  • 英語を英語のまま理解できるようになる
  • TOEICの点数が上がる
  • 暗記をしなくても単語を覚えられる

英語多読を続けることによって、だんだんと英語に慣れていき、英語を英語のままで理解できるようになる。

また、英語を英語のままで理解できるようになると、頭の中でする余分な和訳作業がなくなり、反応が早くなる。

結果として、TOEICの点数も上がる。

さらに、本を読む中で自然と単語の意味も身に付いていくため、

多読による学習は暗記を必要としない。

電気通信大学の多読授業でも、NPO多言語多読の講座でも、暗記は一切しません。それでもペーパーバックを読めるようになったり、 海外旅行で不自由は感じなくなったりしたという人たちが出ています。


英語多読 すべての悩みは量が解決する!

まとめ

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本書は英語学習の世界観が変わる一冊です。

学校の英語学習というのは単語や文法の暗記ベースでしたが、多読は全く新しい英語の学習方法です。

冒頭にも述べたように、「英語学習自体を楽しむことができる」というのが

本書で一番伝えたいことだと思います。

先に述べた多読三原則についても、英語学習を楽しんで続けるためにルールなのです。

多読三原則
  • 辞書は捨てる
  • 分からないところは飛ばす
  • 自分に合わないと思ったら投げる

「捨てる・飛ばす・投げる」。表面的に見ると、とても英語の学習法とは思えません。ゆえに、過去に何度も多読は非常識だ、と非難を受けました。でもこの三原則、マルっと丸めて一言で言うと、次のようになります。

読書楽しもう!


英語多読 すべての悩みは量が解決する!

 

本書には今回紹介した内容以外にも、英語多読に関する疑問や悩みのQAや、

より具体的な英語多読のやり方書かれているので、気になる方は是非読んでみてください!