Oxford Bookworms Library-レベル3のおすすめ本【2023年版】
- 2023.06.23
- 2023.09.09
- おすすめ英語多読本 英語多読
- Oxford Bookworms Library
Oxford Bookworms Libraryっていう本があるらしい。
レベル3の難易度ってどのくらいなんだろう?
それに、レベル3にはどんな本があるのかな?
この記事は、こんな風に思っている人に答えます。
Oxford Bookworms Library(オックスフォード・ブックワームズ・ライブラリー)は英語学習者向けの多読本で、英語の習熟度に応じてレベル分けがされています。
そして、Oxford Bookworms Libraryのレベル3には47冊もの本があります。
多読においては自分にあわないレベルの本を読むと英語力を上げられない可能性があるので、レベル選びが大事です。
また英語力アップの効果を出す上で、レベル選びと同じくらいに大事なのが、興味のある本を読むことです。
そこで、今回は以下について解説していきます。
- Oxford Bookworms Libraryにおけるレベル3の難易度
- レベル3にはどのような本があるのか
- 1. レベル3の難易度は中学卒業レベル
- 2. Oxford Bookworms Library レベル3の本一覧
- 2.1. True Stories(真実の物語)
- 2.2. Classics(クラシック文学)
- 2.2.1. The Call of the Wild(野生の呼び声)
- 2.2.2. A Christmas Carol(クリスマス・キャロル)
- 2.2.3. Ethan Frome(イーサン・フロム)
- 2.2.4. A Midsummer Night’s Dream(真夏の夜の夢)
- 2.2.5. Othello(オセロ)
- 2.2.6. The Three Strangers and Other Stories(スリーストレンジャーズ等の短編集)
- 2.2.7. Through the Looking-Glass(鏡の国のアリス)
- 2.2.8. The Wind in the Willows(ヤナギ林に吹く風、邦題:楽しい川辺)
- 2.3. Crime & Mystery(犯罪 & ミステリー)
- 2.4. Fantasy & Horror(ファンタジー&ホラー)
- 2.5. Thriller & Adventure(スリラー&アドベンチャー)
- 2.6. Human Interest(人情ストーリー)
- 2.7. World Stories
- 2.8. Fact Files(ノンフィクション)
- 2.8.1. Animal Kingdom(動物王国)
- 2.8.2. Australia and New Zealand(オーストラリアとニュージーランド)
- 2.8.3. The Everest Story(エベレスト・ストーリー)
- 2.8.4. Formula One(フォーミュラ・ワン、F-1)
- 2.8.5. Future Energy(未来のエネルギー)
- 2.8.6. Global Issues(世界の問題)
- 2.8.7. The Human Body(人間の体)
- 2.8.8. Information Technology(情報技術、IT)
- 2.8.9. The Life and Diaries of Anne Frank(アンネの日記と人生)
- 2.8.10. Martin Luther King(キング牧師)
- 2.8.11. Recycling(リサイクル)
- 2.8.12. Space(宇宙)
- 2.8.13. The USA(アメリカ)
- 3. Oxford Bookworms Libraryで英語多読をはじめよう!
レベル3の難易度は中学卒業レベル
ステージ (レベル) | 基本語彙数 | 対象レベル (英検) | 対象レベル (TOEIC) |
Starter | 250 | 3級以下 | 300点以下 |
1 | 400 | 3級~準2級 | 300~400点 |
2 | 700 | 準2級~2級 | 400~500点 |
3 | 1000 | 2級 | 500~600点 |
4 | 1400 | 2級~準1級 | 600~700点 |
5 | 1800 | 準1級 | 700~800点 |
6 | 2500 | 準1級~1級 | 800点以上 |
Oxford Book Libraryでは、本の難易度をステージで表します。
ステージはStarterレベルからステージ6までの7段階で、レベル3は下から4番目のレベルです。
また、レベル3に使用される基本語彙数は1000語で、
文法としては、関係代名詞(which, whoなど)による文構成や、助動詞の「should」、「may」などが使われるようになっています。
このため、レベル3の難易度は中学卒業レベルということになります。
対象レベルとしては英検2級、TOEIC換算で500~600点の人です。
この対象レベルの通りに読むとスラスラと読む本を選ぶことができるので、英検やTOEICを受けたことがある人は参考にしてみてください。
他のレベルのおすすめ本
他のレベルの本が気になる場合は、以下の記事を参考にしてみてください。
Oxford Bookworms Libraryにおける全レベルの本をまとめています。
>>Oxford Bookworms Libraryのおすすめ本まとめ
自分のレベルの確認方法
英検やTOEICを受けたことがなく、自分のレベルがわからないという方は一番下のStarterレベルから始めるのをおすすめします。
もしくは、Santa というアプリを使えば、無料で自分の実力を知ることができます。
AI技術が使われているため、たったの5分足らずでTOEIC点数換算で実力を測定してくれます。
私もやってみましたが、公式のテストにかなり近い点数が出ました。
Santaでのスコア診断は完全無料なので、実力を知りたい方は試してみるのもありです。
Oxford Bookworms Library レベル3の本一覧
上の画像は「Frankenstein(フランケンシュタイン)」のサンプルページです。
レベル3の本は全部で47冊あります。
レベル3まで来ると複雑な表現ができるようになるので、大人向けの内容がかなり充実してきます。
例えば、「フランケンシュタイン」や「アンネの日記」、「キング牧師」など。
TOEIC500~600点ほどの人にとって、ちょうど良い難易度で、物語を楽しみつつスラスラと読み進めることができるでしょう。
ジャンル別にまとめてあるので、自分のお気に入りを見つけてみてくださいね!
本の選び方については、こちらにまとめています。
下のブロックを展開すると、本の一覧が出てきます!
True Stories(真実の物語)
True Stories(真実の物語)ジャンルの本
- The Brontë Story
- The Mysterious Death of Charles Bravo(チャールズ・ブラーボの謎の死)
- Rabbit-Proof Fence(ウサギ除けのフェンス、邦題:裸足の1500マイル)
The Brontë Story
1821 年の9 月のある日、ヨークシャーにある村の教会で、1人の男と、6 人の子どもたちが墓を囲んで立っていた。彼らは、妻であり母である女性を埋葬していた。子どもたちはみなまだ幼く、ここ数年の間に、上の子ども2 人も亡くなっていた。美しいヨークシャーの原野の近くで、その父親は、幼い子供たちばかりの家族を育てた。ハワースという村に住むブロンテ一家のことを、当時知っている人がいただろうか。
Oxford University Press
The Mysterious Death of Charles Bravo(チャールズ・ブラヴォの謎の死)
チャールズ・ブラヴォはアンチモン中毒で死んだ。3 日間苦しみ、医者はどうすることもできなかった。彼の死を待っている人間が3 人いた。チャールズの年若い妻、フローレンス、フローレンスの元恋人、ジェイムズ・ガリー、そしてコックス夫人、フローレンスの付き添いだ。しかし1876 年当時、誰が犯人か特定されることはなかった。130 年以上もの間、誰がチャールズ・ブラヴォを殺したのか謎のままだった…。
Oxford University Press
Rabbit-Proof Fence(ウサギ除けのフェンス、邦題:裸足の1500マイル)
14 才のモリー、いとこのデイジーとグレイシーは先住民アボリジニとの混血だった。1931 年、モリーたちは家族と引き離され、「白人」のオーストラリア人となる教育を受けるため施設に送られてしまう。そこでは母やアボリジニの言語、故郷を忘れるよういい聞かされた。それでもモリーは忘れなかった。モリーと従姉妹たちは施設を逃げ出し、砂漠に張られたウサギよけのフェンス伝いに1600 キロも離れた故郷ジガロング目指して歩き続けた。この逃避行はモリーの娘、ドリスによって語られた真実の物語。
Oxford University Press
Classics(クラシック文学)
Classics(クラシック文学)ジャンルの本
- The Call of the Wild(野生の呼び声)
- A Christmas Carol(クリスマス・キャロル)
- Ethan Frome(イーサン・フロム)
- A Midsummer Night’s Dream(夏の夜の夢)
- Othello(オセロ)
- The Three Strangers and Other Stories(スリーストレンジャーズ等の短編集)
- Through the Looking-Glass(鏡の国のアリス)
- The Wind in the Willows(ヤナギ林に吹く風、邦題:楽しい川辺)
The Call of the Wild(野生の呼び声)
男たちが凍てついたカナダの北部で金を手に入れるには、犬―金の鉱山までの往復の長旅でソリを引く大きな強い犬が必要だ。バックはカナダ南部から盗まれ、ソリ犬として売られる。彼は新たな生き方を覚えねばならない―引き具をつけられてどうやって働くか、氷と雪の中でどうやって生き延びるか、そして何より、どうやって戦うか。犬は戦いに敗れると、再び立ち上がることはないからだ。
Oxford University Press
A Christmas Carol(クリスマス・キャロル)
「クリスマスなんていかさまだ」とスクルージは言う。「歳はまた一つとったのに、たった1ペニー分も裕福になってないことに気付くだけじゃないか」。スクルージにとって大事なのは商売―金を稼ぐことだ。だが、クリスマスイブに3 人の霊が彼のもとを訪れる。彼らはスクルージを連れ出し、過去と、現在と、未来のクリスマスの情景を見せる―そして、スクルージは決して忘れることのない教訓を得るのだ。
Oxford University Press
Ethan Frome(イーサン・フロム)
どんなところでもどんな時代でも、貧乏な人間が生きて行くのは大変だ。イーサン・フロムはマサチューセッツに住む農夫だ。彼は毎日長時間働くが、稼ぎはわずかだ。妻のジーナはやせた白髪まじりの女性で、いつも愚痴をこぼし、気にするのは自分の病気のことだけ。そんなとき、いとこのマティー・シルバーという少女がフロム家に一緒に暮らすことになり、ジーナを手伝い家事をするようになる。彼女の明るい笑顔と笑い声がフロム家に―いや、イーサンの孤独な生活にも―明るさと希望をもたらす。だが、貧乏は逃げられない監獄のようなものだ…。
Oxford University Press
A Midsummer Night’s Dream(真夏の夜の夢)
失恋や結婚など愛に悩む人々の姿を描きながらも、劇中劇ではおかしな役者が登場して読者を喜劇の世界へと誘う。いたずら好きの妖精の魔法によって翻弄される人間たち。夏至の夜にアテネ郊外の森で繰り広げられる、愛と笑いの物語の結末は?1596 年頃にシェイクスピアによって書かれた戯曲『真夏の夜の夢』が、読みやすい物語形式でブックワームズに登場。
Oxford University Press
Othello(オセロ)
ヴェニス軍の将軍オセロは、心から愛するデズデモーナを妻に迎え、幸せに暮らしていた。だが、かねてよりオセロに恨みを抱いていた旗手イアーゴの策略にはまり、嫉妬心を煽られたオセロは自らを破滅に導く道へと進んでいく。シェイクスピアの4 大悲劇の1 つである『オセロ』を、戯曲ではなく物語として書き下ろした作品。
Oxford University Press
The Three Strangers and Other Stories(スリーストレンジャーズ等の短編集)
ある嵐の冬の夜、旅人が羊飼いの小屋のドアを叩いた。寒さに震えお腹を空かし、雨宿りの場所を探すこの男を小屋に招き入れたものの、自分のことは一切語ろうとしない。この男は誰でどこからやって来たのか?この小屋を目指した旅人は彼だけではなかった。これら3 つの短編小説の中でハーディーは羊飼いと死刑執行人、伯爵と教師などの人生を描写しているが、どんな人間でも恐れ、希望、愛、嫉妬など同じ感情を抱えていることを著している。
Oxford University Press
Through the Looking-Glass(鏡の国のアリス)
「鏡の家に入れたらいいのに」とアリスは言う。「鏡が薄もやみたいになってね、そうよ、そうなるの。雲みたいになるの」。その直後、アリスは鏡の世界に入り込む。鏡の国で、アリスはチェスの駒の一つになって、森の中を旅したり、小川を飛び越えたり。チェスの駒が話しかけて来たり、文句を言ったり、命令したり、詩を繰り返し暗唱したり…。誰も見たことがない不思議な夢の世界。
Oxford University Press
The Wind in the Willows(ヤナギ林に吹く風、邦題:楽しい川辺)
川の土手を降りると、そこは柳の木を風がさらさらと吹き抜けて、数人の友人たちと昼食を一緒に食べるのにとても気持ちがいい。だが、モグラと水生ネズミにとっては、生きて行くことはそれほど安逸ではない。例えば、ガマガエルが自動車に興味を持ってしまう時もある―本当に車に狂ってしまうのだ。このモグラとネズミとアナグマとガマガエルの冒険物語は、百年間もの長きにわたって、子供にも大人にも愛されてきた。
Oxford University Press
Crime & Mystery(犯罪 & ミステリー)
Crime & Mystery(犯罪 & ミステリー)ジャンルの本
- As the Inspector Said and Other Stories
- Goldfish(金魚)
- The Last Sherlock Holmes Story(シャーロック・ホームズ・ラスト・ストーリー)
As the Inspector Said and Other Stories
その殺人計画はよく練られていて、非常に巧妙だ。失敗することなどあろうはずもない。ソニアの愚かでさえない夫が死ねば、彼女はハンサムな愛人と結婚することができる。だが、いざとなると、彼女のさえない夫はそれほど愚かではない。うまくいかない殺人計画、ひどい失敗をする強盗、とても風変わりな探偵に出会う宝石泥棒…推理小説の黄金時代に書かれたこの五つの作品には、謎と驚きがあふれている。
Oxford University Press
Goldfish(金魚)
リアンダーの真珠が盗まれて19 年が経っていた。犯人は捕まったが真珠は見つかっておらず、発見者に与えられる25,000 ドルの賞金はまだかけられていた。ある時、私立探偵カーマディのもとに真珠のありかを知っているという男の情報がもたらされた。男の家を訪ねたカーマディは、足に火傷を負い死んでいる男を発見する。同じ情報を手に入れ真珠を探している奴らが、どうやらロスには何人もいるようだった。
Oxford University Press
The Last Sherlock Holmes Story(シャーロック・ホームズ・ラスト・ストーリー)
ワトソン博士の死後50 年間、博士自身によって書かれた文書の束が、鍵のかかった箱に隠されていた。その文書には、1888 年、ロンドンのイーストエンドで起こった身の毛もよだつ殺人事件、切り裂きジャックの事件についての驚くべきレポートも含まれていた。担当の探偵はもちろん、偉大なるシャーロック・ホームズだが、なぜこれほどの長期間、公開されなかったのだろうか。これはシャーロック・ホームズの著者であるアーサー・コナン・ドイルが書いた作品ではない。世にも不思議な驚くべき物語である。
Oxford University Press
Fantasy & Horror(ファンタジー&ホラー)
Fantasy & Horror(ファンタジー&ホラー)ジャンルの本
- Frankenstein(フランケンシュタイン)
- A Pair of Ghostly Hands and Other Stories(幽霊の二つの手:短編集)
- The Picture of Dorian Gray(ドリアン・グレイの絵)
- The Star Zoo
- Tales of Mystery and Imagination(謎と想像の物語)
Frankenstein(フランケンシュタイン)
ヴィクター・フランケンシュタインは、生命の秘密を発見したと考えている。彼は死人の体の部分部分を持って来て、新しい「人間」を造ることに成功した。しかし、こうしてできあがった怪物はとても大きく恐ろしくて、誰もが逃げてしまう―フランケンシュタインさえもだ。怪物は、愛情を必要とする巨大な赤ん坊のようなものだ。だが、彼に愛情を注ぐ者はおらず、怪物は人を憎むことを知る。そして非常に力が強いので、次に覚えるのは人を殺すことだ…。
Oxford University Press
A Pair of Ghostly Hands and Other Stories(幽霊の二つの手:短編集)
夜、目がさめて、家のどこかで水道から水が滴っている音がしたらどうするか。もちろん、起きて水道の蛇口を閉めにいくだろう。しばらくするとまた水の音がする。家には他に誰もいなくて、蛇口はちゃんと閉めたはず。あなたはどうするだろうか。この本の中の幽霊たちはみなこの世にやり残したことがあって、墓の中から仕事を続けに来たり、約束したことを果しに来たり、なくしたものを探しに来たりする。時には人助けをすることもあるし、人を懲らしめたり、場合によっては人を殺すこともある。
Oxford University Press
The Picture of Dorian Gray(ドリアン・グレイの絵)
「人が喜びを感じる時、それは良い行いをした時だ」とヘンリー卿は言う。「だが良い行いをした時に、常に喜びを感ずるとは限らない」。ヘンリー卿の規範にとらわれない気のきいた言葉の数々が、若いドリアン・グレイを善良であることよりも美しいことに意味のある世界―例えば、パーティーで人を喜ばすという理由があれば何でも、殺人さえも許される世界に導いてしまう。
Oxford University Press
The Star Zoo
現在の世界ではhummingbird(ハチドリ)は熱帯地方の森林で暮らす、小さな鮮やかな色の鳥だ。 遠い未来の世界では、Hummingbird(略してHummy)は、銀河系の中のある場所、Just Like Home と呼ばれる惑星に暮らす16 歳の少女だ。彼女の持っている服全部に「Hummingbird」という名前が大きく書いてあるが、本物のハチドリは見たことがない。ハチドリどころか、生きている動物や鳥を全く見たことがないのだ。百科事典には「かつて地球と呼ばれた惑星には多くの動物が存在した」とあるが、それは大昔のことだった。
Oxford University Press
Tales of Mystery and Imagination(謎と想像の物語)
人間の精神は暗く底なしの穴のようで、時に不思議な驚くべき動きをする。夜中に音を聞けば、風でドアがバタン、バタンと音を立てているのだろうか、それとも殺された人が棺の中から棺をたたいているんだろうかと考えたり、鏡に映る顔を見れば、自分の顔だろうか、それとも自分の後ろに立っている誰か―振り返ったときにはいなくなっているのだ―の顔だろうかと考えたりする。この本に収められた、怪奇小説の巨匠であるエドガー・アラン・ポーの有名な短編小説の中で、我々はこれまでに経験したことのない想像力の生み出す世界を経験する。
Oxford University Press
Thriller & Adventure(スリラー&アドベンチャー)
Thriller & Adventure(スリラー&アドベンチャー)ジャンルの本
- Chemical Secret
- Justice(正義)
- Kidnapped(誘拐)
- On the Edge
- The Prisoner of Zenda(ゼンダ城の虜)
- Skyjack!(ハイジャック)
Chemical Secret
その仕事は話ができすぎていた。問題があるに違いなかった。そして実際に問題はあったのだ。ジョン・ダンカンは正直者だが、金が必要だった。彼には養わなければならない子供たちがいた。そのために彼は何でもするつもりだったし、上司たちはみなそのことを知っていた。彼に「No」と言えるはずがない―彼は自分の気持ちを正直に言えるほどの経済的余裕がなかったのだ―ので、上司たちは彼にその仕事を命じた。それは飲んでしまった「毒」のように彼を変え、判断力を狂わせた。本当の「毒」が何なのか、分かる頃にはもはや手遅れなのだ。
Oxford University Press
Justice(正義)
ロンドン、11 月。テロリストが女王の乗った車を英国議会付近で爆破する。女王は難を逃れるが5 人が死に、40 人が重傷を負った。被害を受けたのはみな、一般人で罪のない人々だ―爆発で足を失った女王の運転手のアラン・コールもそのうちの1 人だ。その爆破事件の真相を究明しようとするアランと娘のジェーンをさらなる恐怖が襲う。テロリストを捕まえ、正義が行われるだろうか。しかし、どんな正義だというのか?アランの足を、爆弾でこなごなに吹き飛ばされた人々の命を取り戻すことができるというのだろうか?
Oxford University Press
Kidnapped(誘拐)
「私は船側に走り、『助けてくれ、助けてくれ!人殺しだ!』と叫んだ。するとおじさんがゆっくり振り返って私の方を見たのがわかった。それ以上は何も見えなかった。太い腕で引き離されてしまったから。それから、何かに私は頭を殴られた。目から火が飛んで、私は地面に倒れた…」。こうして、デヴィッド・バルフォーの冒険は始まる。彼は誘拐され、海に連れ出され、いくつもの危険な目に遭う。アラン・ブレックという友人にも出会う。だが、アラン自身も危険にさらされていた。スコットランドの高地を越えて、英国陸軍から逃亡中だった。
Oxford University Press
On the Edge
タグが目覚めると、そこは自分の家の寝室ではなかった。ドアには鍵がかけられ、窓にはみな格子がはめられている。建物中鳴り響く騒々しい音楽が彼の頭の中にがんがん響く。1 人の女性がやって来て、自分は彼の母親だと言う。だが、それは母親ではないことをタグは知っている。その建物の外では、ジニーが森の向こうから人里はなれて丘の上に立つ、その家を見つめている。彼女は奇妙な音を耳にするがそのまま立ち去ってしまう。自分には関係のないことだから…。
Oxford University Press
The Prisoner of Zenda(ゼンダ城の虜)
「王を見つけ出すためにすぐにゼンダに発たなくては」とサプトが叫ぶ。「もしつかまったら殺されるぞ!」 ルドルフ・ラッセンディルとサプトはルリタニア国王を見つけ出すために、夜の町を走った。しかし、国王はゼンダ城で捕虜となっている。ミヒャエル大公とルパート・ヘンツォ伯爵率いる敵の手から国王を救い出せるのは誰か。そして、美しいフラヴィア王女の心を射止めるのは誰だろうか。
Oxford University Press
Skyjack!(ハイジャック)
大型旅客機がハイジャックに遭い、その乗客リストを見た首相は衝撃を受けた。彼女がよく知っている名前―あまりによく知っている名前がそこにあったからだ。もしも、ハイジャック犯たちがその人物の正体を知ったら、ただちに殺されてしまうだろう。時間に余裕はない。滑走路上にはすでに1 人の死者が横たわっている。数分のうちにハイジャック犯たちは再び銃を使うだろう。犯人たちが誰を殺そうとするか、首相にはわかっていた。
Oxford University Press
Human Interest(人情ストーリー)
Human Interest(人情ストーリー)ジャンルの本
- The Kiss: Love Stories from North America(キス:北米のラブストーリー)
- Love Story(ラブストーリー)
- The Railway Children(レールウェイ・チルドレン)
- The Secret Garden(秘密の花園)
- Tooth and Claw – Short Stories
- Who, Sir? Me, Sir?(誰が?僕が?)
The Kiss: Love Stories from North America(キス:北米のラブストーリー)
一風変わったラブストーリーの数々―誤って交わした炉辺のキス、海辺に住む人間嫌いの伯母、戦いに飢えたテキサスのガンマン、森を越えて飛んでゆく白サギ、公園のベンチの間を行き来する使者、ある少女と少年の出会い…。ケイト・ショパン、スティーヴン・クレイン、サラ・オーン・ジュエット、O・ヘンリー、そして『赤毛のアン』の著者L.M. モンゴメリら、北米の作家による恋の物語。
Oxford University Press
Love Story(ラブストーリー)
これは忘れられない愛の物語である。オリヴァー・バレットはジェニー・カヴィレリと出会う。オリヴァーはスポーツが好きだが、ジェニーは音楽が好きだ。オリヴァーは裕福だが、ジェニーは貧しい。2 人は議論し、けんかをし、そして愛し合うようになる。2 人は結婚し、一緒に暮らし始める。懸命に働き、人生を楽しみ、将来の計画を立てる。そんなとき、2 人にはあまり時間が残されていないことを知る。この物語は世界中の人々に笑いと涙をもたらした。
Oxford University Press
The Railway Children(レールウェイ・チルドレン)
「ロンドンの家から引越さないといけないの」と母親が子供たちに言った。「田舎の、線路のそばの家に住むのよ」。ロベルタとピーターとフィリスの新しい生活はこうして始まる。3 人は鉄道が大好きな子供に育つ―列車のことなら何でも知っていて、駅のポーターのパークスとは大の仲良しで、線路でいろいろな遊びをする。だが、3 人の父親はなぜいなくなったのだろうか。今どこにいて、戻ってくることはあるのだろうか。
Oxford University Press
The Secret Garden(秘密の花園)
メアリー・レノックスはすぐに怒る、付き合いにくい子供だ。両親がインドで亡くなって、彼女はイギリスに連れ戻され、大きな寂しい古い家でおじさんと暮らすことになった。庭を散歩して、秘密の庭を囲む高い塀の上を飛ぶこまどりを見ている以外に一日中何もすることがない。その秘密の庭は10 年間閉ざされ、誰も鍵を持っていない。
Oxford University Press
Tooth and Claw – Short Stories
コンラディンは10 歳、おばさんと2 人暮らしだ。彼には大切な秘密が二つある。一つめは、おばさんが嫌いだということ。二つめは庭の物置に小さな野生の動物を飼っていること。その動物の歯は、白く鋭くて、そいつは生き血が好きだ。毎晩、コンラディンはそいつに、ひとつだけ、たったひとつだけ、あることを彼のためにしてくれるようにお願いしている。この短編集は、発想がユニークであり、おかしさを漂わせながら「血で赤く染まった野生の爪と牙」を物語る。別の言葉で言えば、サキの代表作品だ。
Oxford University Press
Who, Sir? Me, Sir?
サム・シルヴェスターは自分のクラスの生徒に大きな希望を持ってほしいと願っている。人生で大きなことをやってほしいと。彼は生徒たちをあるスポーツ大会に出場させ、裕福な生徒たちの学校グレイコート校と対戦させる。彼に選ばれてチームの一員となった生徒たちは、サムがおかしくなったんじゃないかと思う。「誰が、先生?僕が、先生?」と小さなホーミーは驚きで目をまん丸にして言う。「グレイコートに勝てる訳ないじゃないか」他の生徒たちも叫ぶ。「100 万年かかっても無理!」しかし、本当はやってみるまでわからないものだ。
Oxford University Press
World Stories
World Storiesジャンルの本
- A Cup of Kindness: Stories from Scotland(一杯の優しさ:スコットランドの短編集)
- The Long White Cloud: Stories from New Zealand
- Playing with Fire: Stories from the Pacific Rim
A Cup of Kindness: Stories from Scotland(一杯の優しさ:スコットランドの短編集)
エジンバラでは探偵がある自白に耳を傾け、オークニーでは老人が過去の亡霊と暮らす。アウター・ヘブリディーズでは旅行者が教訓を学び、グラスゴーでは若い女性が役者と会うため策を練る。そしてどこかの小さな町で鳩が死んだ。その風土のように変化に富んだ、スコットランドからの短編集。
Oxford University Press
The Long White Cloud: Stories from New Zealand
ナニ・タマは僕たちみんなを見た。僕、父、ヒレイナおばさん、いとこのティミー。そして怒りに満ちた声で言った。「この部屋の壁を見つめながらここで死ねと言うのか?一族の家系図を完成させないまま?」ナニ・タマはだまって引き下がる男ではなかった。一族の歴史に隠された真実を見つけ出すため、孫と2 人で夜通しのドライブに出かけていった。マオリ族出身の作家はじめニュージーランドから4 人の作品を紹介するワールド・ストーリーズ。
Oxford University Press
Playing with Fire: Stories from the Pacific Rim
彼は煙草のヤニで黄色くなった歯を出して笑った。「1 ヶ月100 ペソだって。1 年で1,200 ペソにもなるじゃないか。40ペソの食事くらいおごれるだろう!」。マリナはどうやって断ればいいだろう?ボスの次の要求はどうやって断れば?彼は意地の悪い男だ。しかもマリナは昇給が必要だった…。トンガ、フィリピン、パプアニューギニア、ニュージーランドのお話を収録。
Oxford University Press
Fact Files(ノンフィクション)
Fact Files(ノンフィクション)ジャンルの本
- Animal Kingdom(動物王国)
- Australia and New Zealand(オーストラリアとニュージーランド)
- The Everest Story(エベレスト・ストーリー)
- Formula One(フォーミュラ・ワン、F-1)
- Future Energy(未来のエネルギー)
- Global Issues(世界の問題)
- The Human Body(人間の体)
- Information Technology(情報技術、IT)
- The Life and Diaries of Anne Frank(アンネの日記と人生)
- Martin Luther King(キング牧師)
- Recycling(リサイクル)
- Space(宇宙)
- The USA(アメリカ)
Animal Kingdom(動物王国)
ここは動物の王国。世界でもっとも多くの生き物が生息する場所だ。小さなハエから大きなゾウ、海底に生きる魚類から陸上数キロメートルのところを飛び交う鳥類まで、ありとあらゆる生き物が暮らしている。特殊な生態を示す生物もいれば、普遍的な生活を営むものもいる―こうした哺乳類、鳥類、魚類、は虫類、両性類、無脊椎動物はみな、数千年に渡って生き抜いてきた。いったい彼らはどうやって餌を探し出し、成長し、安全を確保し、子供を育ててきたのか―また、このめまぐるしく変わる世の中で、彼らにはどんな未来が待っているのだろうか。
Oxford University Press
Australia and New Zealand(オーストラリアとニュージーランド)
わずか2000 万人の人口からなる巨大な島国オーストラリア。1 人の人口に対して羊10 匹が生息する細長い二つの島からなるニュージーランド。さまざまな特徴を持つ二つの国。世界一大きな岩がある国オーストラリア、また、ある町ではすべての住民が地下で暮らすという。一方ニュージーランドには、温水に浸かって海が眺められるビーチや、鮮やかな黄、緑、青色の湖が存在する。美しく、驚きにあふれるこの不思議な二つの国を詳しく紹介する。
Oxford University Press
The Everest Story(エベレスト・ストーリー)
眺めている分にはきれいだが、手が届くには難しく、登るのは恐ろしく困難だ。風速200km/ 時、時にはそれ以上の風が日夜吹き荒れ、気温はマイナス20 度にもなる。毎年この山に挑戦する者のうち幾人かは帰って来ない。だが何世紀にも渡り、人々はエベレスト登山に訪れる。単独で、グループで、誰もが世界の頂上を目指してやって来る。
Oxford University Press
Formula One(フォーミュラ・ワン、F-1)
超スピードのレースカー、大金、世界を股にかける日々、それは刺激的な人生だ。F1 世界選手権はその名を世界中に知られている。世界中の若きレーサーがモナコで、メルボルンで、モンツァで勝利するのを夢見ている。華やかな反面、レーサーには強靭な体力と精神力が求められる。素早い判断力と際どい運転、時には死に直面することもある。世界的レーサーたちが一瞬の勝負をする、F1 にまつわる話を紹介。
Oxford University Press
Future Energy(未来のエネルギー)
今や世界中の人々がエネルギーを使っている。しかし、車を運転しているときにも、コンピュータを使っているときにも、薪を燃やして料理を作る時でさえ、私たちはエネルギーがどこから来たのかなどと考えたりしないだろう。だが、もし今ガソリンがなくなり、石炭も枯渇したら―いったい私たちはどうしたらよいのだろうか。科学者たちはその疑問に対する新しい答えを常に捜し求めている。子供たちが走ることによって作るエネルギーで水を村まで運ぶ方法、温水と冷水を利用する発電所、草木のように成長しエネルギーを蓄積する自動車の開発…そんな時代がやってくるかもしれない。
Oxford University Press
Global Issues(世界の問題)
急速に変わりゆくこの世界。人々はどこへでも気軽に出かけ、誰とでも簡単に話せるようになった。コンピュータはあらゆることを可能にした。だがその一方で、世界には飢餓に苦しみ、安全な飲み水にアクセスできない子どもたちがいる。気候変動や環境汚染によって、多くの動物や植物が絶滅の危機に瀕している。このほかにも数多く存在する地球的規模の社会問題。はたしてその原因とは何なのか。解決方法はあるのだろうか。
Oxford University Press
The Human Body(人間の体)
人が熟睡しているとき、体内ではさまざまな器官が忙しく働いている。肺は空気中の酸素を取り入れ、心臓は血液を押し流して体内に送り続け、脳では数百万もの情報が行き交い、傷ついた筋肉は自ら修復を行っている。リンパ節の中では特殊な細胞が病原菌や老廃物を排除しようと活動している。人間の体は極めて精巧に作られた装置であり、一見何もしていないように見えるときでも常に働き続けているのである。
Oxford University Press
Information Technology(情報技術、IT)
情報科学にふれずに現代社会は語れないだろう。自宅や職場そして劇場でも、携帯電話やE メールそしてコンピューターが我々の生活の一部となっているのだ。古代のそろばんから現代の有能な小型コンピューターチップへの発展を見てもわかるように、情報科学の歴史は機械の歴史でもある。しかしまた人間の歴史とも言えるだろう。200 年前にコンピュータープログラムを書いた女性、10 代の億万長者、ペーパークリップを開発し成功した男性、そしてあなたのアイデンティティーやお金を狙う犯罪者たち。
Oxford University Press
The Life and Diaries of Anne Frank(アンネの日記と人生)
1942 年から44 年までの約2 年間、ナチスによるユダヤ人迫害から逃れるため、アンネ・フランクは一家でアムステルダムの父の職場にある秘密の部屋で隠れ家生活を送った。一歩も外に出られないという緊迫した暮らしの中で、アンネは日記を書き続けた。そこには、日々の様子だけでなく、思春期の少女らしい恋や夢、そして希望や怖れなどさまざまな思いが綴られていた。戦後世界中で読まれるようになったこの日記を背景に、幼少期を含むアンネの壮絶な人生を描いた一冊。
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Martin Luther King(キング牧師)
1950 年代から60 年代にかけてのアメリカでは、白人と同等の権利が認められていなかった黒人たちの怒りが鬱積していた。怒りの言葉や抗議デモ、爆弾や殺戮の時代であった。しかし、怒れる群衆へ向けて1 人の平和を愛する男のメッセージが届く。「私には夢がある」マーチン・ルーサー・キング牧師は言った。それは、黒人と白人が平和と自由のもとに共存するという夢であった。並外れた能力でアメリカの歴史を変えた1人の男の短い生涯の物語。
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Recycling(リサイクル)
ゴミを廃棄する場所が無くなったら、我々はどうすればいいのだろうか。世界中で毎日、缶、箱、紙、ビンなどのゴミが捨てられている。我々人間はゴミについて深く考えず、ゴミの山はますます大きくなっていくのだ。しかし方法はいくらでもある。古紙を使った家の建築、ビンを再生したアクセサリー、缶を再利用した橋の建設など、リサイクルは誰にでも出来るのだ。簡単かつ節約につながるだけでなく、「地球を大切にしています」と胸をはって言える。世界を救えるのは我々なのだ。
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Space(宇宙)
人は皆、真っ暗な空と頭上に輝く光の粒を見つめながら、こんな疑問を抱いたことがあるのではないだろうか―あそこにはいったい何があるのだろう。この地球という星はどこからやってきたのだろう。宇宙はいつから始まったのか。人類は他の惑星で暮らすことができるのか。そして、この地球以外のどこかに、生命体は存在するのだろうか。宇宙船が時速数千キロのスピードで進み、数百万度という温度の天体が存在する宇宙。惑星は硬い岩盤か巨大ガスのかたまりでできているという。人知を超えた壮大な世界へと、今旅立とう。
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The USA(アメリカ)
アメリカという国を知らない人はいないだろう。映画や音楽、ファストフードが世界中に普及し、カウボーイ、ジャズ、ハンバーガーや星条旗がアメリカの象徴として語られる。しかしまた、議論されることの多い国でもある。混沌とした街並みと、静かで美しい森林や公園、英国との独立戦争や、現アメリカ合衆国を作り上げるきっかけとなった南北戦争など。貧富の格差や黒人問題、アメリカ原住民と移民が抱える苦難など。そして現在のアメリカが本当に目指すものとは。
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Oxford Bookworms Libraryで英語多読をはじめよう!
今回はOxford Bookworms Libraryにおけるレベル3の難易度と本の内容について紹介しました。
内容をまとめると以下になります。
- Oxford Bookworms Libraryにおけるレベル3の難易度は中学中級レベル
- Oxford Bookworms Libraryのレベル3には47冊の本があり、ジャンルも豊富なので多読本におすすめ!
英語多読は、本の内容を楽しんでいるうちに英語力を上げられる素晴らしい学習方法です。
多読は英語に挫折してきた人に特におすすめできます(自分もそうだったので)。
なぜなら、英語の勉強と違って文法を覚える必要もなく気楽に始められるからです。
ただ、いかに多読といっても継続できないと効果は出せないので、続ける意識は必要になります。
しかしこれに関しては、自分にとって興味のある本を選ぶことで続けやすくすることが可能です。
その点、Oxford Bookworms Libraryはレベル別、ジャンル別に豊富な本があるので自分にあった本を見つけやすいです。
これを機に、Oxford Bookworms Libraryで英語多読をはじめてみませんか?
多読仲間が増えることを祈ってます!
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