【電子書籍】Kindleで読めるOxford Bookworms Library総まとめ【レベル別】
- 2023.06.30
- 2023.12.02
- おすすめ英語多読本 英語多読
- Oxford Bookworms Library
Oxford Bookworms LibraryってKindleで読めるのかな??
単行本よりKindle版の方が安いのかな?
たくさんの本があって、どの本を読めばよいか分からないなぁ
このような疑問に答えます。
結論として、Oxford Bookworms LibraryはKindleで読むことができますし、
Kindle版は単行本と比べて5%ほど安いです。
また、本記事ではOxford Bookworms Libraryの本をレベル別、ジャンル別に本をまとめているので、読みたい本が見つかるはずです。
まとめるにあたってKindleストアで販売しているOxford Bookworms Libraryをすべて検索しているので、すべてのKindle本の中から自分に最適な本が見つけられるでしょう。
この記事では、以下について紹介します。
- KindleでOxford Bookworms Libraryを購入する方法
- Kindleで購入できるOxford Bookworms Libraryの本一覧
読みたい本を見つけて、Kindleでスマートに英語多読を始めましょう!
- 1. Oxford Bookworms LibraryをKindleで購入する方法
- 2. Kindleで読めるOxford Bookworms Library
- 2.1. Starterレベル
- 2.1.1. The Cat(ザ・キャット)
- 2.1.2. Girl on a Motorcycle(バイク乗りの女)
- 2.1.3. The Girl with Green Eyes(緑の目をした女)
- 2.1.4. Mystery in London(ロンドンの謎)
- 2.1.5. The Mystery of Manor Hall(マナーホールの謎)
- 2.1.6. Oranges in the Snow(雪の中のオレンジ)
- 2.1.7. Police TV(ポリスTV)
- 2.1.8. New York Café(ニューヨーク・カフェ)
- 2.1.9. Starman(スターマン)
- 2.1.10. Drive into Danger(ドライブ・イントゥ・デンジャー)
- 2.1.11. The Fifteenth Character
- 2.1.12. Last Chance(ラストチャンス)
- 2.1.13. Orca(オルカ)
- 2.1.14. The Girl with Red Hair(赤毛の女)
- 2.1.15. Red Roses(赤いバラ)
- 2.1.16. Sally’s Phone(サリーの電話)
- 2.1.17. Survive!(サバイブ!)
- 2.2. レベル1
- 2.2.1. 47 Ronin: A Samurai Story from Japan(47人の浪人)
- 2.2.2. The Coldest Place on Earth(地球で最も寒い場所)
- 2.2.3. The Elephant Man(エレファントマン)
- 2.2.4. Mary, Queen of Scots(スコットランド女王メアリー)
- 2.2.5. Pocahontas(ポカホンタス)
- 2.2.6. The Witches of Pendle(ペンドルの魔女)
- 2.2.7. The Adventures of Tom Sawyer(トム・ソーヤーの冒険)
- 2.2.8. The Withered Arm(ウィザード・アーム)
- 2.2.9. Love or Money?(ラブ・オア・マネー)
- 2.2.10. Sherlock Holmes and the Duke’s Son(シャーロック・ホームズと公爵の息子)
- 2.2.11. Sherlock Holmes and the Sport of Kings(シャーロック・ホームズと王のスポーツ)
- 2.2.12. Shirley Homes and the Cyber Thief
- 2.2.13. Shirley Homes and the Lithuanian Case
- 2.2.14. Sister Love and Other Crime Stories
- 2.2.15. Aladdin and the Enchanted Lamp(アラジンと魔法のランプ)
- 2.2.16. The Monkey’s Paw(サルの手)
- 2.2.17. The Omega Files – Short Stories
- 2.2.18. The Phantom of the Opera(オペラ座の怪人)
- 2.2.19. Under the Moon(月の下)
- 2.2.20. The Wizard of Oz(オズの魔法使い)
- 2.2.21. Goodbye, Mr Hollywood(さようなら、ミスターハリウッド)
- 2.2.22. White Death(ホワイト・デス)
- 2.2.23. The President’s Murderer(大統領の殺人犯)
- 2.2.24. The Bridge and Other Love Stories
- 2.2.25. Les Misérables(レ・ミゼラブル)
- 2.2.26. Christmas in Prague(プラハのクリスマス)
- 2.2.27. Little Lord Fauntleroy(小公子)
- 2.2.28. A Little Princess(小公女)
- 2.2.29. The Lottery Winner(宝くじの勝者)
- 2.2.30. One-Way Ticket – Short Stories(「片道切符」- その他の物語)
- 2.2.31. The Piano Man(ピアノマン)
- 2.2.32. Remember Miranda(リメンバー・ミランダ)
- 2.2.33. The Butler Did It and Other Plays
- 2.2.34. Five Short Plays
- 2.2.35. A Ghost in Love and Other Plays
- 2.2.36. Sherlock Holmes: Two Plays
- 2.2.37. William and Kate(ウィリアムとケイト)
- 2.2.38. England(イングランド)
- 2.2.39. Hollywood(ハリウッド)
- 2.2.40. Japan(日本)
- 2.2.41. London(ロンドン)
- 2.2.42. San Francisco(サンフランシスコ)
- 2.3. レベル2
- 2.3.1. Agatha Christie, Woman of Mystery(アガサ・クリスティ, 謎の女性)
- 2.3.2. Grace Darling(グレース・ダーリング)
- 2.3.3. Henry VIII and his Six Wives(ヘンリー8世と6人の妻たち)
- 2.3.4. The Love of a King(王の愛)
- 2.3.5. William Shakespeare(ウィリアム・シェイクスピア)
- 2.3.6. Alice’s Adventures in Wonderland(不思議の国のアリス)
- 2.3.7. Huckleberry Finn(ハックルベリー・フィン)
- 2.3.8. The Jungle Book(ジャングルブック)
- 2.3.9. Love among the Haystacks(干し草の中の恋)
- 2.3.10. Robinson Crusoe(ロビンソン・クルーソー)
- 2.3.11. Tales from Longpuddle(ロングパドルの物語)
- 2.3.12. Death in the Freezer(冷凍庫の中の死)
- 2.3.13. The Murders in the Rue Morgue(モルグ街の殺人)
- 2.3.14. Sherlock Holmes: Short Stories(シャーロック・ホームズ短編集)
- 2.3.15. The Canterville Ghost(カンタビルの幽霊)
- 2.3.16. Dracula(ドラキュラ)
- 2.3.17. Five Children and It(砂の妖精)
- 2.3.18. Ghosts International: Troll and Other Stories
- 2.3.19. The Mystery of Allegra(アレグラの謎)
- 2.3.20. The Pit and the Pendulum and Other Stories(エドガー・アラン・ポー短編集)
- 2.3.21. Voodoo Island(ブードゥー島)
- 2.3.22. The Year of Sharing
- 2.3.23. Dead Man’s Island(死者の島)
- 2.3.24. Ear-rings from Frankfurt(フランクフルトのイヤリング)
- 2.3.25. Anne of Green Gables(赤毛のアン)
- 2.3.26. The Children of the New Forest(新しい森の子供たち)
- 2.3.27. New Yorkers – Short Stories
- 2.3.28. The Piano(ピアノ)
- 2.3.29. Stories from the Five Towns(5つの町の物語)
- 2.3.30. One Thousand Dollars and Other Plays
- 2.3.31. Chocolate(チョコレート)
- 2.3.32. John F. Kennedy(ジョン・F・ケネディ)
- 2.3.33. Leonardo da Vinci(レオナルド・ダ・ヴィンチ)
- 2.3.34. Oceans(海洋)
- 2.3.35. World Wonders
- 2.4. レベル3
- 2.4.1. The Brontë Story
- 2.4.2. The Mysterious Death of Charles Bravo(チャールズ・ブラヴォの謎の死)
- 2.4.3. The Call of the Wild(野生の呼び声)
- 2.4.4. A Christmas Carol(クリスマス・キャロル)
- 2.4.5. A Midsummer Night’s Dream(真夏の夜の夢)
- 2.4.6. The Three Strangers and Other Stories(スリーストレンジャーズ等の短編集)
- 2.4.7. Through the Looking-Glass(鏡の国のアリス)
- 2.4.8. The Wind in the Willows(ヤナギ林に吹く風、邦題:楽しい川辺)
- 2.4.9. Frankenstein(フランケンシュタイン)
- 2.4.10. The Picture of Dorian Gray(ドリアン・グレイの絵)
- 2.4.11. The Star Zoo
- 2.4.12. Tales of Mystery and Imagination(謎と想像の物語)
- 2.4.13. Chemical Secret
- 2.4.14. Justice(正義)
- 2.4.15. Kidnapped(誘拐)
- 2.4.16. The Prisoner of Zenda(ゼンダ城の虜)
- 2.4.17. Skyjack!(ハイジャック)
- 2.4.18. The Kiss: Love Stories from North America(キス:北米のラブストーリー)
- 2.4.19. The Railway Children(レールウェイ・チルドレン)
- 2.4.20. The Secret Garden(秘密の花園)
- 2.4.21. Tooth and Claw – Short Stories
- 2.4.22. Formula One(フォーミュラ・ワン、F-1)
- 2.4.23. Future Energy(未来のエネルギー)
- 2.4.24. The Human Body(人間の体)
- 2.4.25. Space(宇宙)
- 2.5. レベル4
- 2.5.1. Cranford(クランフォード)
- 2.5.2. Gulliver’s Travels(ガリバー旅行記)
- 2.5.3. Lord Jim(ロード・ジム)
- 2.5.4. The Scarlet Letter(緋文字)
- 2.5.5. Silas Marner(サイラス・マーナー)
- 2.5.6. A Tale of Two Cities(二都物語)
- 2.5.7. Washington Square(ワシントン・スクエア)
- 2.5.8. The Hound of the Baskervilles(シャーロックホームズ:バスカヴィル家の犬)
- 2.5.9. Dr Jekyll and Mr Hyde(ジキルとハイド)
- 2.5.10. The Unquiet Grave – Short Stories(眠れぬ墓)
- 2.5.11. The Thirty-Nine Steps(三十九階段)
- 2.5.12. Treasure Island(トレジャー・アイランド)
- 2.5.13. Black Beauty(黒馬物語)
- 2.5.14. Little Women(若草物語)
- 2.5.15. Lorna Doone(ローナ・ドーン)
- 2.5.16. Three Men in a Boat(ボートの三人男)
- 2.5.17. Gandhi(ガンジー)
- 2.6. レベル5
- 2.6.1. The Age of Innocence(エイジ・オブ・イノセンス)
- 2.6.2. David Copperfield(デイビッド・コッパーフィールド)
- 2.6.3. Far from the Madding Crowd(狂乱の群れを離れて)
- 2.6.4. Great Expectations(大いなる遺産)
- 2.6.5. The Great Gatsby(グレート・ギャッツビー)
- 2.6.6. Sense and Sensibility(分別と多感)
- 2.6.7. Wuthering Heights(嵐が丘)
- 2.6.8. Ghost Stories(ゴースト・ストーリーズ)
- 2.6.9. The Riddle of the Sands
- 2.6.10. The Garden Party and Other Stories(園遊会などの短編集)
- 2.7. レベル6
- 2.1. Starterレベル
- 3. 英語多読をはじめよう!
Oxford Bookworms LibraryをKindleで購入する方法
まず、Oxford Bookworms LibraryをKindleで購入する方法についてですが、
注意しなければいけないのがKindleアプリでは購入できないということです。
Amazonの商品ページで購入しなければいけません。
以下は「オズの魔法使い」の商品ページです。
画像のように、「Kindle版」を選択して「注文を確定する」を押すと購入できます。
画像はPCのAmazon商品ページですが、スマホでも同様に購入できます。
購入すると、以下の画像のように、Kindleアプリのライブラリに自動で追加されます。
あとは、購入した本をタップ(クリック)すると本を読むことができますよ。
Kindleで読めるOxford Bookworms Library
Oxford Bookworms Libraryは英語の習熟度に応じてStarterからレベル6までの7段階のレベルを用意しています。
このため、自分の英語力にあったレベルから本を選ぶと効率的に学習できるでしょう。
各レベルの目安については、こちらで紹介しているので、どのレベルを選択するべきか悩んでいる人は確認してみてください。
ここからは、Kindle版のあるOxford Bookworms Libraryの本を紹介していきます。
すべての本にKindle版があるわけではないですが、
それでも豊富なジャンルの本が揃っているので、自分の興味に合う本を探してみましょう!
Starterレベル
下のブロックを展開すると、本の一覧が出てきます!
Crime & Mystery(犯罪 & ミステリー)ジャンルの本
- The Cat(ザ・キャット)
- Girl on a Motorcycle(バイク乗りの女)
- The Girl with Green Eyes(緑の目をした女)
- Mystery in London(ロンドンの謎)
- The Mystery of Manor Hall(マナーホールの謎)
- Oranges in the Snow(雪の中のオレンジ)
- Police TV(ポリスTV)
The Cat(ザ・キャット)
ハリウッドの高級住宅街で金品を狙う泥棒“キャット”。多くの映画スターも被害にあっていたが、誰も捕まえられずにいた。女優ナタリーのスタントを担当しているネイサンは、映画監督のザックの家から走り去るキャットを目撃し、ナタリーとともにその後を追う。
Oxford University Press
Girl on a Motorcycle(バイク乗りの女)
「金をよこせ」ロサンゼルスで強盗が警備員に言った。警備員は、銃と金に伸びる手を見た。その強盗は金色の長い髪で、オートバイに乗っていた。その後、長い金髪の女性がケニーの泊まるホテルにやって来た―オートバイで。彼女があの強盗なのか?
Oxford University Press
The Girl with Green Eyes(緑の目をした女)
ニューヨークのシェプトン・ホテルでポーターをつとめるグレッグ。ある日、緑色の美しい目をした少女に助けを求められ、どうしても断れなくなってしまう。少女の名はキャシー。自分は画家で、継父が持っている自分のスケッチブックを取り戻したいのだと言う。その継父の滞在先がグレッグのホテルだった…いったい何が起ころうとしているのか?
Oxford University Press
Mystery in London(ロンドンの謎)
6 人の女性がホワイトチャペル連続殺人事件の被害者になった。そして、またもや1 人の女性がロンドンの通りで血まみれになって倒れている。彼女は危険な状態だ。あなたは有名な探偵のマイクロフト・ポンドだ。あなたはその殺人犯を、逃走する前に捕まえることができるか。
Oxford University Press
The Mystery of Manor Hall(マナーホールの謎)
謎に包まれた陰鬱な館、マナー・ホール。この館の音楽室には誰も入ることができない。だがある夜、トムとミリーは音楽室から聞こえてくる奇妙な音に気がつく。扉を開けた2 人が目にしたのは、歌を歌う謎の人物だった。恐怖に駆られて逃げ出そうとするトムとミリーだが、体が言うことを聞かない。トムとミリーはマナー・ホールの謎を解くことができるのだろうか。
Oxford University Press
Oranges in the Snow(雪の中のオレンジ)
「準備ができました。実験を開始できます」あなたの助手のジョーが言う。あなたは、アラスカの研究所に勤務する有名な科学者のメアリー・デューリーだ。あなたが新しい貴重な発見をすると、他の人々はそれを盗もうとする。あなたは彼らが逃げる前にそれを阻止できるか?
Oxford University Press
Police TV(ポリスTV)
「毎日商店街で人の金を盗む奴がいる。止めないと」警察官のダンは言った。警察は監視カメラを使うが、怪しい人間がとても多く容易ではない。誰が犯人だ?
Oxford University Press
Fantasy & Horror(ファンタジー&ホラー)ジャンルの本
- New York Café(ニューヨーク・カフェ)
- Starman(スターマン)
New York Café(ニューヨーク・カフェ)
2030 年のこと、ニューヨーク・カフェに1 通のE メールが届いた。「人助けをして、みんなを幸せにしたいんだ」。しかし、このメールを喜ぶものばかりではなかった。まもなく大統領や警察がニューヨーク・カフェに注目するようになった。
Oxford University Press
Starman(スターマン)
何もないオーストラリアのど真ん中。太陽は照りつけ、人影はまばら。閑散とした道路に1 人たたずむ男を見たビルは驚きと不安を覚えた。ビルの不安は的中していたのである。出会ったこの男にはどこか奇妙な所があったからだ。とても奇妙な何かが…。
Oxford University Press
Thriller & Adventure(スリラー&アドベンチャー)ジャンルの本
- Drive into Danger(ドライブ・イントゥ・デンジャー)
- The Fifteenth Character
- Last Chance(ラストチャンス)
- Orca(オルカ)
Drive into Danger(ドライブ・イントゥ・デンジャー)
「私、トラックを運転できます」とキムが言った。その会社での初出勤日だった。キムのトラックに同乗したアンディが、2人のトラックの下に奇妙なものを見つけたことから、事態は次第に危険なことになる。
Oxford University Press
The Fifteenth Character
「おもしろい仕事よ」サリーはハッピー・ヒルズでの仕事のことを、そう言った。その日は有名な歌手のザップがくることになっていて、わくわくする日だった。誰もが楽しい時間を過ごしていたが、突然事件が起こる。
Oxford University Press
Last Chance(ラストチャンス)
「フランク氏が怒るわけないさ」マイクは陽気に思った。写真はうまく撮れたし、火山にいるカメラマンは彼だけだった。これで家に帰れる。その時死にかけているジェニーを見つけた。岩が振動を始め、マイクは恐怖を感じた。生きて火山を脱出できるだろうか?カメラとフィルムはどうなる?
Oxford University Press
Orca(オルカ)
トーニャとその友だちは見知らぬ土地を見たり、ワクワクする冒険をしたくて世界一周の航海に乗り出した。ある日彼らは、海に生きる最も危険な生物「殺人クジラ」オルカに遭遇してしまう。彼らの人生は少しばかり刺激的になり過ぎたようだ。
Oxford University Press
Human Interest(人情ストーリー)ジャンルの本
- The Girl with Red Hair(赤毛の女)
- Red Roses(赤いバラ)
- Sally’s Phone(サリーの電話)
- Survive!(サバイブ!)
The Girl with Red Hair(赤毛の女)
メイソンの店に出入りする大勢の客の姿を、店内や自分のオフィスから何気なく眺めるのが日課だったマーク。ある日店に訪れた美しい女性を見た瞬間、彼女のことが忘れられなくなる。その緑の瞳、輝く赤毛…その日からマークの中で何かが大きく変わり始める。
Oxford University Press
Red Roses(赤いバラ)
「バラの花束を持っている人は誰だろう?」アンナは思った。「彼に会ってみたいわ「」 ギターを持っている女の子は誰だろう?」ウィルは思った。「この人に会いたいな」。しかし彼らが出会うことはなかった。「男の人は他にもいっぱいいるじゃないの!」友だちのヴィッキーが言った。でもアンナはウィルが忘れられなかった。そしてある雨の日…。
Oxford University Press
Sally’s Phone(サリーの電話)
サリーはいつも携帯電話を手に走り回っている―家や通勤電車の中、職場でも昼休みも買い物中も。ある日突然サリーの携帯が他人の電話にすりかわり、そこから彼女の人生は変わっていく。
Oxford University Press
Survive!(サバイブ!)
あなたは小さな飛行機でロッキー山脈を越えようとしている。突然、エンジンから異常な音がし始める。まもなく、あなたは雪山の頂上で1 人っきりになってしまう。そして、とてもとても寒い。あなたは果たして下山できるか?
Oxford University Press
レベル1
下のブロックを展開すると、本の一覧が出てきます!
True Stories(真実の物語)ジャンルの本
- 47 Ronin: A Samurai Story from Japan(47人の浪人)
- The Coldest Place on Earth(地球で最も寒い場所)
- The Elephant Man(エレファントマン)
- Mary, Queen of Scots(スコットランド女王メアリー)
- Pocahontas(ポカホンタス)
- The Witches of Pendle(ペンドルの魔女)
47 Ronin: A Samurai Story from Japan(47人の浪人)
1701 年春、江戸城内で赤穂藩主浅野内匠頭(あさのたくみのかみ)が積年の恨みをはらすべく吉良上野介(きらこうずけのすけ)を切りつけた。吉良に命の別状はなかったものの、浅野内匠頭は切腹させられる。喧嘩両成敗の法に反すると、これを不服とした47人の赤穂藩士が自ら浪人となり亡き主人の敵を討つと誓い合う。命をかけて忠誠心を貫くその姿は、今もなお多くの日本人の心を惹きつける。300 年に渡り演劇や小説などでいく度となく再現されたこの実話に基づく物語は、2013 年ついにハリウッド映画となって上映された。
Oxford University Press
The Coldest Place on Earth(地球で最も寒い場所)
1910 年の夏、あるレースが始まった。南極大陸の極点に立つ初めての人間になるためのレースだった。イギリス人のロバート・ファルコン・スコットは自分の船テラ・ノヴァ号でロンドンを出発し、南方への長い旅を開始した。5 日後、もう一隻の船がやはり南方への航海を開始した。その船にはノルウェー人のロアルド・アムンゼンが乗船していた。しかし、南極は地球上で最も寒い場所であり、氷の上で南極点を目指すのは長く、辛い旅である。参加者の中には再び祖国に戻ることのない者もいた。
Oxford University Press
The Elephant Man(エレファントマン)
彼は美しくない。母親も彼を疎み、子供たちは彼から逃げる。人々は彼を笑い、「エレファントマン」と呼ぶ。が、ある人間が彼に話しかけ、彼の言葉に耳を傾ける!ジョセフ・メリックは27 歳で、生まれて初めて友だちを持つのだ。これは事実に基づいた痛ましい物語だ。映画化もされている。
Oxford University Press
Mary, Queen of Scots(スコットランド女王メアリー)
1500 年代のイングランドとスコットランドには、2 人の有名な女王―スコットランドの旧教徒の女王メアリーと、イングランドの新教徒の女王、エリザベス1 世がいた。その時代に生きることは、刺激的ではあるが、しかし危険なことでもあった。メアリーは生後一週間でスコットランド女王となり、16 歳でフランス女王を兼ねることになった。彼女は赤みがかった金髪で、背が高く美しかった。多くの男たちが彼女を愛し、彼女のために死んだ。しかし、「女王メアリーが死ねばエリザベス女王の時代になる」と考える敵もまた多かったのだ。
Oxford University Press
Pocahontas(ポカホンタス)
美しいアメリカ先住民の女性と勇敢なイギリス人。黒い瞳と青い瞳。互いに交わされる親しげな微笑、笑い、愛情にあふれた視線…。しかし、時は1607 年の北アメリカで、愛を成就させることは容易ではない。その少女は王ポウハタンの娘、イギリス人は白人である。ヴァージニア州のアメリカ先住民は、白人が自分たちの美しい国に入り込むのを望んでいない。これは、ポカホンタスと、イギリス人ジョン・スミスへの彼女の愛を綴った、有名な物語である。
Oxford University Press
The Witches of Pendle(ペンドルの魔女)
魔女は恐ろしい。魔女は一目で、あるいは一言であなたを殺すことができる。魔女はサタンに犬や猫の姿をさせて、あなたの元に送り込むこともある。魔女はあなたの姿をした泥人形を作り、それからそれを壊す―すると数週間後にあなたは命を失うことになる。もちろん、今日では、ほとんどの人は魔女の存在を信じていないが、1612 年には誰もが魔女を恐れていた。ランカシャーに住む若いジャネット・デヴィスは魔女のことをよく知っていた。ペンドルの魔女たちと一緒に暮らしていたから。ペンドルの魔女たちは彼女の家族だったのだ。
Oxford University Press
Classics(クラシック文学)ジャンルの本
- The Adventures of Tom Sawyer(トム・ソーヤーの冒険)
- The Withered Arm(ウィザード・アーム)
The Adventures of Tom Sawyer(トム・ソーヤーの冒険)
トム・ソーヤーは学校が好きじゃない。勉強も好きじゃないし、朝ベッドから出たいと思ったこともない。でも、泳ぐことと魚を釣ること、それから友達と冒険をするのは大好きだ。彼はしょっちゅう冒険をしている。ある晩、彼は友達のハック・フィンと幽霊を探しに墓地に行く。その夜幽霊は見つからない。でも、幽霊よりもたちの悪いもの、はるかにずっとたちの悪いものを見てしまう。
Oxford University Press
The Withered Arm(ウィザード・アーム)
ある男と女…。愛の言葉がささやかれたある夏の夜。その後1人の子供が産まれたが、結婚式は行われず、間もなく男は最初の女のもとを去り若い女と結婚した…と言うのは今に始まった話ではない。そう、遠い昔からある話。100 年前も今もこれからも人は同じ過ちを繰り返す。しかしイギリス南部の丘陵地帯で起こったこの物語は少し趣が違うようである。これはただの夢かそれとも黒魔術なのか―夢と幻想の世界に始まる奇怪な魔術のお話。
Oxford University Press
Crime & Mystery(犯罪 & ミステリー)ジャンルの本
- Love or Money?(ラブ・オア・マネー)
- Sherlock Holmes and the Duke’s Son(シャーロック・ホームズと公爵の息子)
- Sherlock Holmes and the Sport of Kings(シャーロック・ホームズと王のスポーツ)
- Shirley Homes and the Cyber Thief
- Shirley Homes and the Lithuanian Case
- Sister Love and Other Crime Stories
Love or Money?(ラブ・オア・マネー)
今日はモリー・クラークソンの50 歳の誕生日である。彼女はパーティーを開いている。金持ちなのに小さなパーティーだ―出席者はたった4 人である。だがその4 人はみな、同じものを必要としている。彼女の金だ。彼女は自分の金をその4 人には渡そうとしない。だから、4 人は彼女が死ぬのを待っている。4 人のほかにも彼女の死を待つ人間たちがいる。しかし、その中の1 人の人物は待っていられない。その結果、モリーは50 歳の誕生日に死ぬことになるのだ。
Oxford University Press
Sherlock Holmes and the Duke’s Son(シャーロック・ホームズと公爵の息子)
ハクスタブル博士はイギリス北部に少年のための学校を開校している。ホルダーネス公爵が息子をその学校に入れることにしたのは、その学校にとってはいい知らせだ。公爵はとても重要な人物で、その人の息子を学校に迎えることができ、ハクスタブル博士は機嫌がいい。しかし2 週間後、ハクスタブル博士はイギリスで最も不幸な人間となってしまう。それはなぜか。また、なぜ彼はロンドン行きの列車に乗り、ベイカー通りに行くのか。なぜ彼は有名な探偵シャーロック・ホームズの助けを必要とするのか。何者かが公爵の息子を誘拐したのだ。
Oxford University Press
Sherlock Holmes and the Sport of Kings(シャーロック・ホームズと王のスポーツ)
競馬というのは競走馬に大金がかかるため、王侯貴族のスポーツと呼ばれている。しかし競争に勝てば莫大なお金が手に入ることもある―馬主や調教師や賭けに参加した人達すべてに。シルバーブレイズはまだ若い馬だが、たくさんのレースで一着になっている馬であった。ある夜この馬が厩舎から突然消え、調教師が殺害された。警察は犯人を追い、馬主は馬を探したものの行方はつかめない。そこで彼らはシャーロック・ホームズの助けを借りるべく、 ベイカー通り221B へ手紙を出した。
Oxford University Press
Shirley Homes and the Cyber Thief
私立探偵シャーリー・ホームズ。100年前のシャーロック・ホームズと同じくロンドンに住み、友人に囲まれ、困難な事件に取り組んでいた。シャーリーは人々を理解し、よき聞き手であり、もちろんコンピューターにも精通していた。近頃ではコンピューターを使った犯罪が多発しており、探偵にとっては必須の知識だ。シリーズ第2弾となるこの作品では、シャーリーはコンピューターを駆使した盗難事件を追う。しかし、いったいどうやって犯人をつかまえるというのか。サイバー犯は、姿も見えなければ、声も聞こえないのだ。その答えを知るコンピューターも、今は黙ったままである。
Oxford University Press
Shirley Homes and the Lithuanian Case
シャーリー・ホームズは私立探偵だ。コンピューターが得意でロンドンを知り尽くしている。「シャーロック・ホームズは君のおじいさんかい?」そう聞かれるとシャーリーは笑う。シャーロック・ホームズは実在の人物じゃない。でもシャーリーにもするどい観察眼と注意力がある。彼女は的確な質問ができるのだ。リトアニア事件捜査の際には、まさに正しい質問が重要だった。シャーリーは行方不明の15 歳の少女、キャリー・ウィリアムズを見つけ出さねばならない。彼女はどこに誰といるのか?
Oxford University Press
Sister Love and Other Crime Stories
友だちのような姉妹もいれば、そうでない姉妹もいる。時には愛よりも憎しみのほうが強い家族もある。カリンは美しく、たくさんの男友だちがいたが、姉のマルシアに意地悪になることもあった。姉妹が小さかった頃はお互い愛しあっていたかもしれないが、もうずいぶん昔のことだ。誰でもひとつは罪を犯すものだという。たとえば他人の傘を失敬したことがあるとか、万引きだとか、怒って誰かを殴ってしまうとか。ひょっとしたら誰かを殺してしまうことも…。
Oxford University Press
Fantasy & Horror(ファンタジー&ホラー)ジャンルの本
- Aladdin and the Enchanted Lamp(アラジンと魔法のランプ)
- The Monkey’s Paw(サルの手)
- The Omega Files – Short Stories
- The Phantom of the Opera(オペラ座の怪人)
- Under the Moon(月の下)
- The Wizard of Oz(オズの魔法使い)
Aladdin and the Enchanted Lamp(アラジンと魔法のランプ)
アラビアのある町にアラジンという少年がいる。貧しく、お腹をすかせていることがよくあったが、ある日、彼は古いランプを見つける。ランプをこすると煙が立ち昇り、その煙の中から魔法使いが現れる。魔法使いの助けで、アラジンはすぐに金持ちになり、金や宝石や高価なものをたくさん手に入れる。だが、彼は皇帝の娘、美しいバドラルバダール王女の愛を手に入れられるのだろうか。
Oxford University Press
The Monkey’s Paw(サルの手)
外は夜で雨が降っていて寒い。家の中ではホワイト家の人々が座って待っている。来ることになっている客はどこにいるのだろうか。ドアにノックの音がする。暗闇の中、1 人の男が外で立っている。客はすでに到着しているのだ。その来訪者は待つ。何年もインドにいた。彼が持っているのは何だ。小さな死んだ動物の手―サルの手だ。家の外で、暗闇の中、その来訪者は微笑みながらドアが開くのを待っている。
Oxford University Press
The Omega Files – Short Stories
EDI(ブリュッセルのヨーロッパ情報局)には「オメガファイル」と呼ばれる極秘ファイルがある。そのファイルには、奇妙な事件、驚くべき事件、時には恐ろしい事件が記録されているが、オメガファイルについて知る人は多くない。オメガファイルのことが新聞に載ることもない。ホーカーとジュードはオメガファイルのことをよく知っている。EDI に勤務しているからだ。彼らは素早く考え行動し、奇妙な事件の調査をする。世界中に飛び、危険な場所を訪れ、答えを見つけようとするのだが、事件の謎を解く答えが常に見つかるとは限らない。
Oxford University Press
The Phantom of the Opera(オペラ座の怪人)
1880 年パリのオペラ座である。オペラ座の怪人―オペラ座の中のどこかに棲む幽霊―のことを誰もが話題にしていた。その幽霊は黒い服をまとっている。あるときは首がなく体だけで、またあるときは体がなく首だけだ。顔は黄色く、鼻はなく、目玉のあったところに黒い穴がある。歌手、踊り子、演出家、舞台関係者―誰もがその幽霊を恐れた。だが、実際にその幽霊を見たものがいるのだろうか。
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Under the Moon(月の下)
2522 年、地球は死にかけている。完成してからまだ300 年しか経過していない人工オゾン層の破壊が急速に進行しているのだ。太陽は地球に灼熱の炎を浴びせている。水もなくなっている。水がなければ何も生き延びることはできない。木々が、草花が、動物が死に絶え、人類も死に絶える…。月の地下にあるコロニーでは人々がニュースを待っている―地球からのニュースを。地球を回る軌道上の宇宙船ではある若者がコンピューターのモニタ上の数字を見つめている。その数字から状況を読み取った若者は怯える。地球が燃えている…。
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The Wizard of Oz(オズの魔法使い)
ドロシーはアメリカのカンザス州に暮らしているが、ある日、大竜巻が彼女を家ごと、オズと呼ばれる不思議な国に吹き飛ばしてしまった。そこで、ドロシーはかかし、ブリキの木こり、臆病なライオンと友達になる。しかし、彼女はカンザスの自分の家に帰りたい。唯一人彼女を救うことができる人間は、その国の有名な魔法使いだ。ドロシーは仲間たちとエメラルド・シティを目指して黄色いレンガ道を進む。オズの魔法使いを探すために。
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Thriller & Adventure(スリラー&アドベンチャー)ジャンルの本
- Goodbye, Mr Hollywood(さようなら、ミスターハリウッド)
- White Death(ホワイト・デス)
- The President’s Murderer(大統領の殺人犯)
Goodbye, Mr Hollywood(さようなら、ミスターハリウッド)
ニック・ローツがカナダの山中の村ウィスラーにあるカフェテラスの外の席に座っていると、見知らぬ女性がやってきて、隣に座る。彼女は若く、美しく、笑顔が素敵だった。ニックはそこで彼女と話すことができていい気分だ。だが、なぜ彼女はニックを「ミスター・ハリウッド」と呼ぶのだろうか。なぜ、彼女は別れ際に愛情を込めてニックにキスをするのだろうか。隣のテーブルの、短い白髪の男は誰なのだろうか。とても長く感じる3日間を過ごした後、ニックはバンクーバー島の警察署の中でその答えを見つける…。
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White Death(ホワイト・デス)
サラ・ハーランドは19 歳で、獄中にいる。空港で彼女のかばんの中からヘロインが発見されたからだ。彼女は今、裁判を待っている。法廷がヘロインを彼女のものと認定すれば、彼女は死刑となる。彼女は自分はそんなことはしていないと言うが、ならば、誰のしわざなのか。2 人の人物だけが彼女を救うことができる―母親と、今は彼女を愛してはいない、以前のボーイフレンドだ。2 人は協力できるのだろうか。手遅れになる前に真犯人を発見できるのだろうか。
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The President’s Murderer(大統領の殺人犯)
大統領が死んだ!ある晩、男が1 人走っている。彼は怯えている。休息が必要だが、追っ手がいる―ライトを持ち、犬を従え、銃を持った追っ手が。1 人の男が机の前に立っている。上司は機嫌が悪く、その男は疲れている。眠りたいが、まず、例の男を見つけ出し、連れ戻さなければならない―その男の生死にかかわらず。2 人の男―追う側と追われる側と。どちらが勝つのか。大統領よ永遠なれ!
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Human Interest(人情ストーリー)ジャンルの本
- The Bridge and Other Love Stories
- Les Misérables(レ・ミゼラブル)
- Christmas in Prague(プラハのクリスマス)
- Little Lord Fauntleroy(小公子)
- A Little Princess(小公女)
- The Lottery Winner(宝くじの勝者)
- One-Way Ticket – Short Stories(「片道切符」- その他の物語)
- The Piano Man(ピアノマン)
- Remember Miranda(リメンバー・ミランダ)
The Bridge and Other Love Stories
ルークはハンサムな青年だが、言葉で表現するのが下手だった。ジェマは言葉が達者だが、何がほしいのか分かっているのか?ルーシーとベッキーは大の仲良しだったが、サムは?彼はお菓子作りが上手だが、間違いもやらかすだろうか?ニナとドラガンは深く愛し合っていた。だが彼らの生きた時代と場所が悪かった。すべて愛の物語には、幸せや苦痛、誤解と笑いの時があり、時には悲嘆に暮れることもある。だが、愛は何とか解決法を見いだすものだ…。
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Les Misérables(レ・ミゼラブル)
1815年フランス。ジャン・バルジャンは19年の服役を終え、刑務所を後にする。危険と波乱に満ち溢れたこの時代、人々の暮らしは過酷なものだった。新たな1歩を踏み出そうとするジャン・バルジャン。だが、どうすれば自分の過去から逃れられるのか。ジャベールとの戦いはいつまで続くのか。本書は、フランスの文豪ヴィクトル・ユーゴーの名作『レ・ミゼラブル』をブックワームズ用にわかりやすく書き直したものである。1862年に書かれたこの作品を基に、今日までにミュージカル、ラジオ劇、舞台などが多数製作されており、テレビや映画となった作品は50本以上におよぶ。
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Christmas in Prague(プラハのクリスマス)
オックスフォードのある家で3 人の人物―キャロルと夫のジャン、ジャンの父親のジョセフ―が朝食を食べている。3 人はプラハのことを話している。キャロルは3 人でクリスマスにプラハに行きたいからだ。ジョセフはプラハ生まれだが、若い頃に故郷を離れた。年老いた今、死ぬ前にもう一度プラハを見たいと思っているのだ。だが、彼は怖い。彼の人生を永遠に変えることになった、ずっと昔のプラハでのクリスマスのことが忘れられないからだ。
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Little Lord Fauntleroy(小公子)
ニューヨークの小さな家に母と暮らす7 歳の少年セドリック。英国人の父を亡くし貧しい生活ながら、母ひとり子ひとりの温かい生活を送っていた。優しく人なつこい性格で周囲から愛されるセドリックのもとに、ある日英国から弁護士が訪れセドリックの祖父について驚くべき事実を告げる…。
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A Little Princess(小公女)
セーラ・クルーはとても裕福な、小さな女の子だ。彼女は7歳のときに初めてイギリスにやってくるが、父親はロンドンにあるミンチン夫人の学校に彼女を連れて行くと、インドでの仕事に戻る。セーラは始め寂しかったものの、すぐに学校で友達ができる。だが、彼女の11 歳の誕生日、とても辛いことが起こり、今やセーラには家族も家も、1ペニーのお金さえもない。
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The Lottery Winner(宝くじの勝者)
誰でも宝くじを当てたい。100 万ポンド、あるいは200 万ポンド、いや、1,000 万ポンド。なんてすごいことだろうか。エマ・カーターは毎週宝くじを1 枚買って、かばんの中に大切にしまう。彼女は73 才で、あまりお金は持っていない。オーストラリアにいる息子を訪ねたいのだが、飛行機の切符は値段がとても高いのだ。ジェイソン・ウィリアムズも毎週宝くじを買う。だが、彼は善良な青年ではない。彼はものを盗む。彼は通りで歳を取った女性にわざとぶつかり、かばんをひったくり、走って逃げるのだ。
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One-Way Ticket – Short Stories(「片道切符」- その他の物語)
トム・ウォルシュは人生について知りたいことがたくさんあった。彼は旅が好きで、旅を急ぐつもりはなかった。彼は人と出会うのが好きだった。どんな人とでも、とにかくいろいろな人と出会うのが。彼は列車で会った2 人のアメリカ人少女が気に入った。2 人はとても素敵で人懐こく、いろいろな場所のことを知っていた。トムは2 人といて楽しかった。間違いなく、トムには人生についてまだまだ知るべきことがたくさんある。 これは列車での旅を題材にした短編集である。列車に乗っていると、不思議なこと、素敵なこと、恐ろしいことが起こるものだ。
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The Piano Man(ピアノマン)
ある女性が海岸で1 人の男性を発見した。体は冷たく、服は濡れており、何も話すことができない。女性は電話で助けを求め、男性は救急車で病院へ運ばれた。病院でも、彼は何を聞かれても返事をしなかった。話すことができないのか、または話したくないのか。この不思議な男は誰なのか。名前はなんというのか。いったいどこからやってきたのか。そして、なぜ人々は彼をピアノマンと呼ぶのだろうか。
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Remember Miranda(リメンバー・ミランダ)
キャシー・ウィルソンはハーヴェイ家での新しい仕事のために、ノーフォークに車で向かっている。彼女はティムとスーザンという2 人の子供の世話をするのだ。キャシーは子供たちのお父さん、おばあさん、おばさんに会う。畑をへだてたところに住む農夫のニックにも会う。だが、子供たちの母親ミランダには会えない。彼女はもう生きていないからだ。ミランダは2 年前に亡くなっていて、キャシーには彼女のことを知る手立てがない。誰もがミランダのことは覚えているのに、誰も彼女のことを話そうとしない。
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Playscriptsジャンルの本
- The Butler Did It and Other Plays
- Five Short Plays
- A Ghost in Love and Other Plays
- Sherlock Holmes: Two Plays
The Butler Did It and Other Plays
サルを飼うとき、許可を得るには?妻に恋人が出来たら?自分の未来を知りたいなら?どこか遠く暖かい場所で、お金をかけずに楽しい休暇を過ごすには?そして恋人に結婚を決断させるには?六つのオリジナル短編作品中の登場人物たちは困難な問題の解決策を探している。問題を解決しようと模索しているうちにおかしな状況にはまり込む。 それぞれの作品では現代生活のおかしな風景が描かれ、しばしば予期せぬ結末を迎えるのだ。
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Five Short Plays
食事の時間さえ惜しむような客が相手のファストフード店での仕事にうんざりしたときは、作り笑いを浮かべればいいのか?いや、時間を気にせず働ける別の職場を探すべきだろう。海外旅行の夢を友人に一笑されたら?夢をあきらめて国内にとどまるか、自分の冒険心に忠実に生きるか?誰かが買った塩が最後の一袋だったと聞いたら、その袋を高値で買い受けるか、それとも何とかしてその袋を手に入れるか?我々の周りには、そんな問題があふれている。しかしそれが我々の生活を意味のある面白いものにしているのだ。
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A Ghost in Love and Other Plays
あなたは亡霊を信じますか?ジェリーはそんなものは信じない19 歳のアメリカ人だ。友人ブラッドとの休暇を楽しみにしていた。しかし2 人がイギリス北部を自転車で旅行中、滞在先の小さなホテルで奇妙な出来事が起こり始める。以前にこの場所へ来たことがあるような感覚にとらわれるブラッド。そしてエレンという少女が現れ…。三つの原作のうち1 作は17 世紀、残り2 作は現代が舞台となっている。亡霊が登場し、この世の人々の人生を変えていくという三つの物語。
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Sherlock Holmes: Two Plays
シャーロック・ホームズは、自他共に認める世界一の名探偵だ。名うての銀行強盗ジョン・クレイは言った。「ホームズ君、君はなんでもお見通しだ。君は相当賢いな」。警察さえも解決できなかった事件を、人々はホームズのところへ持ち込んでくるのだ。ホームズは椅子にこしかけじっくりと考え、そしてパイプをくわえて真実を暴き出す。名探偵ホームズが旧友ワトソン博士とともに、優れた知性で奇妙な事件を解決する二つの物語。
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FactFiles(ノンフィクション)ジャンルの本
- William and Kate(ウィリアムとケイト)
- England(イングランド)
- Hollywood(ハリウッド)
- Japan(日本)
- London(ロンドン)
- San Francisco(サンフランシスコ)
William and Kate(ウィリアムとケイト)
ウィリアム王子が初めてセント・アンドルーズ大学の門をくぐったその日、彼にカメラを向けない者はいなかった。海のそばにあるスコットランドの小さな町にやってきた大勢のカメラマンが、英国女王の孫である19 歳の新入生にこぞってシャッターを切ったのである。一方、同じ大学にケイト・ミドルトンが初めてやってきた日、彼女の写真を撮ろうとする者はいなかった。静かに引っ越しを済ませ、美術史を学ぶための準備を整える、ケイトはそんな普通の学生だった。彼女の目の前には普通の未来が待っているはずだった。だが、ほんとうにそうだったのだろうか?
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England(イングランド)
毎年2500 万人もの観光客がイギリスを訪れる。しかしロンドン以外の街へ足をのばさない人々も多い。魅力的な名所や観光地であふれるイギリスでは、ショップや劇場がひしめく大都会の喧騒と、それとは対照的に小さな田舎町の静寂を同時に味わうことが出来る。古城や美しい教会を訪ね、音楽の響きわたるフェスティバルに参加…。ここは24 時間楽しめる国なのだ。イギリスならではのアフタヌーンティー、はてしなく続く白い砂のビーチ、サッカー観戦、田舎町の家々、イギリスはまさしく誰もが楽しむことのできる魅力に満ちている。
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Hollywood(ハリウッド)
HOLLYWOOD̶丘に設置された巨大な九つの白い文字を、世界中からここを訪れる人々が見上げる。人々は何を求めてこの街にやってくるのだろうか。ウォーク・オブ・フェームの星型プレートやチャイニーズシアターの手形か。それともユニバーサルスタジオで会えるかもしれない有名人だろうか。映画史上最大の都ハリウッド―人はただその息吹を感じるために訪れるのかもしれない。
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Japan(日本)
不思議の国、日本。そこでは何もかもが新しく、何もかもが近代的だ。634 メートルの高さを誇る東京スカイツリー、高性能のカメラ付き携帯電話、カラオケにマンガ、そして時速300キロのスピードで走る列車…。だが、そこには古(いにしえ)の香りも漂う。美しくたたずむ古城、高くそびえる山々、温泉、春の桜、池や草木を配した庭園。この国では、過去と未来が絶えず同居し続けているのである。「相撲取り」から「ロボット」まで―日本には人々の驚嘆を誘う何かがある。
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London(ロンドン)
ローマ時代の古い街並みと21 世紀の新しさを併せ持つロンドン。オックスフォード・ストリートからウェストミンスター寺院へ、シェイクスピアゆかりのグローブ座からウィンブルドン・テニスクラブへと行き先はさまざまだ。ロンドン・アイに乗り、フリーマーケットへ出かけ、劇場へ行き、ロンドンマラソンに出場しよう。美しくそして喧騒と興奮にあふれる都市ロンドンを詳しく紹介する。
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San Francisco(サンフランシスコ)
1840 年代、人々は「すばらしい金鉱地だ」と言って世界中からこの街にやってきた。1920 年代、米国政府は刑務所にふさわしい場所としてアルカトラズ島を選び、アル・カポネを収監した。1960 年代、髪に花を飾ったヒッピーたちは、愛を謳ってヘイト・アシュベリーに集まった。そして今もなお、人々の心を惹きつける街、サンフランシスコ―写真を撮っても、チャイナタウンのパレードを見物しても、あるいはカフェに座るだけでも、この街独特の面白さを味わうことができるのだ。
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レベル2
下のブロックを展開すると、本の一覧が出てきます!
True Stories(真実の物語)ジャンルの本
- Agatha Christie, Woman of Mystery(アガサ・クリスティ, 謎の女性)
- Grace Darling(グレース・ダーリング)
- Henry VIII and his Six Wives(ヘンリー8世と6人の妻たち)
- The Love of a King(王の愛)
- William Shakespeare(ウィリアム・シェイクスピア)
Agatha Christie, Woman of Mystery(アガサ・クリスティ, 謎の女性)
アガサ・クリスティーという名前は何を意味するのか。多くの人々にとって、その名前は殺人事件の起こるミステリー小説―誰が犯人か―のことだ。人々は「クリスティーを読んでいるところだ」と言う。「殺人犯ははっきりとはわからないけれど、私が思うには…」云々。しかしたいていその推理は間違っている。本の最後にたどりつくまで殺人犯の名前を当てるのは簡単ではないのだ。では、アガサ・クリスティーとは誰だったのか。どんな人だったのか。彼女の人生は穏やかで波乱などなかったのか。あるいは面白いことや珍しい出来事でいっぱいだったのだろうか。
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Agatha Christie, Woman of Mystery(アガサ・クリスティ, 謎の女性)
Grace Darling(グレース・ダーリング)
彼らには、風と岩に砕ける波の音だけが聞こえた。夜の闇だけが見えた。真っ二つになった船の姿は見えなかった。闇の中、濡れた岩にしがみつき、寒さで凍え死にしつつある人々の姿は見えなかった。助けを求める声は彼らの耳には届かず、風の音だけが聞こえた。岩に残された人々をどうやったら救えるのか。彼らの木製のボートは鉄製の船よりも強いのか。1 人の男とその娘は、船を真っ二つに砕いた激しい波よりも強いのか。フォーファシャー号は1838 年イギリスの北東海上で難破した。これは、その嵐の夜に有名なヒロインとなったグレイスの物語。
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Henry VIII and his Six Wives(ヘンリー8世と6人の妻たち)
ヘンリー8 世はその生涯に6 人の妻を娶った。そのうちの3人はキャサリン、2 人はアン、1 人はジェーンという名だった。24 年間妻だった者もいれば、わずか1 年半だった者もいた。1人は死に、2 人は離婚し、2 人は打ち首となった。危険で、先の知れない人生だった。1547 年にヘンリー8 世が死んでから、6 番目の妻は古い5 通の手紙の入った箱を見つける。それは前の5 人の妻一人一人からのものだった。悲しみ、怒り、恐怖に満ちた手紙だった。
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Henry VIII and his Six Wives(ヘンリー8世と6人の妻たち)
The Love of a King(王の愛)
彼が望んでいたことは、愛する女性と結婚することだった。しかし、彼の国はそれを許さなかった。彼の名はエドワード8 世―英国国王であり、インド国王であり、オーストラリア国王であり、同時に他の39 ヶ国の国王でもあった。彼は相応しくない女性を愛してしまったのだ。彼女は美しく、彼女も彼を愛していた―しかし、彼女は既に他の男性と結婚していた。これは世界中を驚かせた愛の物語である。王は選ばねばならなかった。王の地位を取るか、愛を取るか―愛を取れば国を去らねばならず、二度と戻ることはできない。
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William Shakespeare(ウィリアム・シェイクスピア)
ウィリアム・シェイクスピアは1564 年4 月、ストラトフォード・アポン・エイヴォンで生まれ、1616 年4 月に死んだ。アン・ハサウェイと結婚し、2 人の娘と1人の息子をもうけた。俳優であり、詩人であり、有名な劇作家であった彼はおおよそ40 の劇作品を著した。しかし、人間としての彼はどのような人物だったのだろうか。初めてロンドンに馬車で行ったとき、どう感じたのだろうか。あるいは、ハムレットやロミオとジュリエットを書いたときは?あるいは1 人息子が死んだときは?
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Classics(クラシック文学)ジャンルの本
- Alice’s Adventures in Wonderland(不思議の国のアリス)
- Huckleberry Finn(ハックルベリー・フィン)
- The Jungle Book(ジャングルブック)
- Love among the Haystacks(干し草の中の恋)
- Robinson Crusoe(ロビンソン・クルーソー)
- Tales from Longpuddle(ロングパドルの物語)
Alice’s Adventures in Wonderland(不思議の国のアリス)
マッシュルームの上で、大きな芋虫が1 匹、パイプたばこをふかしていた。間もなく芋虫はくわえていたパイプを取ると、ゆっくりと、眠そうな声でアリスに言った。「おまえは誰?」アリスが兎の穴から不思議の国に落ちると、なんと奇妙なことばかりが起こったことだろう。アリスは芋虫と、それからチェシャ猫と会話を交わし、狂った帽子屋のお茶の会に行き、ハートのキングとクイーンとクローケーをし、それから…。
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Alice’s Adventures in Wonderland(不思議の国のアリス)
Huckleberry Finn(ハックルベリー・フィン)
誰が、同じ1 軒の家に住み続け、綺麗な服を着て、いい子にして、毎日学校に行きたいと思う?若いハックルベリー・フィンがそれを望んでいなかったのは確かだ。それで彼は家出をして、偉大なるミシシッピ川をいかだで下る。やはり逃げ出していた黒人奴隷のジムも一緒だった。しかし、生きて行くことは、この2 人の仲良しにとって必ずしもたやすいことではなかった。そして、ジムの身には300 ドルの懸賞金がかかる。
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The Jungle Book(ジャングルブック)
南インドのセオニオオカミの群れに新入りが来た。彼はオオカミではない―モーグリという人間の子で、人間の世界のことを何も知らない。彼は兄弟であるオオカミと生活し、狩りをする。クマのバルーと黒ヒョウのバギーラは友人であり先生だ。人喰い虎のシア・カーンは彼の敵だ。キプリング作、モーグリのジャングルでの冒険物語は100 年以上の間、老若問わず愛されている。
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Love among the Haystacks(干し草の中の恋)
ウーキー農場では干草作りの真っ最中。干草を束にしながらも兄弟たちは他の事を考えていた―若い女性、そして恋愛。汚い言葉が飛び交い、ケンカを始める兄弟。それでも仕事は続き、人々が出入りし、長く暑い夏の日もゆっくりと夜に向かっていった。日が暮れ、一面が闇のカーペットに覆われると畑の端から甘く芳しい野草の香りが漂い、柔らかく立派な干草のベッドができあがる…。
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Love among the Haystacks(干し草の中の恋)
Robinson Crusoe(ロビンソン・クルーソー)
「私は何度も海岸を歩いていたが、ある日、砂に何かがあるのに気づいた。もっとよく見えるように近くまで行くと…足跡だ、人の足跡だ」1659 年、ロビンソン・クルーソーは船が難破して、南アフリカの海岸の沖の小さな島に辿り着いた。15 年間1 人で暮らした後に、突然その島にはもう1 人の人間がいることに気づく。しかし、その人間は味方なのか、敵なのか。
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Tales from Longpuddle(ロングパドルの物語)
トニー・カイツは女性に人気の的だったが、頭がきれる方ではなかった。昔の彼女に再会し、家まで送って欲しいと頼まれたら?その後結婚する予定の女性が現れたら?泥沼にはまったトニーはこの状況からどうやって抜け出せばよいのかわからない。この短編集は19 世紀のイギリスの田舎町を舞台にしているが、ハーディーの語る、過ち、失敗、結婚に関する話は現代にも通じるテーマである。
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Crime & Mystery(犯罪 & ミステリー)ジャンルの本
- Death in the Freezer(冷凍庫の中の死)
- The Murders in the Rue Morgue(モルグ街の殺人)
- Sherlock Holmes: Short Stories(シャーロック・ホームズ短編集)
Death in the Freezer(冷凍庫の中の死)
エレン・ショアの家はごく普通のアメリカの家庭だ。エレンは6 歳。弟のアルが生まれた。両親は息子の誕生をとても喜んだが、エレンはうれしくない。何でもまず赤ん坊のアルが優先されるからだ。大人になってからも、まずアルだった。彼はロックバンドを始めレコードを出し、裕福で有名になった。ところが、彼は姉のエレンには何も与えなかった。彼女の生活は苦しく、子供が3 人いたが、お金はほとんどなかった。彼女は、裕福で、有名で、自分に優しくない弟を憎むようになる…。
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The Murders in the Rue Morgue(モルグ街の殺人)
鍵が中に残された密室の4 階の部屋。窓は内側から鍵が掛かり、煙突は猫でさえ通れないほどの狭さ。ここから犯人はどうやって抜け出したのか?近所の住人が階段で聞いた二つの恐ろしい声の正体は?パリの住人たちはこの謎に対する答えを見出せないでいた。優れた頭脳を持つ者しか気づかないであろうこの事件の謎を、類まれなる洞察力を持つオーギュスト・デュパンは解決できるのか?
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The Murders in the Rue Morgue(モルグ街の殺人)
Sherlock Holmes: Short Stories(シャーロック・ホームズ短編集)
シャーロック・ホームズは最も優れた探偵である。彼は部屋で座ってパイプたばこを吸う。彼は聞いて、見て、考える。彼は足音が階段を上ってくるのを聞いている。彼はドアが開くのを見ている。そして、その見ず知らずの人間がどんな質問をするのかを知っている。ここに収められた彼の物語の中の三つの話の中で、3 人の訪問者がベイカー通りの有名な部屋に彼を訪ねる。その訪問者たちは彼らを助けられる世界中で唯一人の男の許に問題を持って来るのである。
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Fantasy & Horror(ファンタジー&ホラー)ジャンルの本
- The Canterville Ghost(カンタビルの幽霊)
- Dracula(ドラキュラ)
- Five Children and It(砂の妖精)
- Ghosts International: Troll and Other Stories
- The Mystery of Allegra(アレグラの謎)
- The Pit and the Pendulum and Other Stories(エドガー・アラン・ポー短編集)
- Voodoo Island(ブードゥー島)
- The Year of Sharing
The Canterville Ghost(カンタビルの幽霊)
カンタヴィル一家は300 年も住みつく幽霊に辟易し、この大邸宅をアメリカ人一家に売りに出すことにした。幽霊を恐れないアメリカ人のハイラム・B・オーティスはこの家を幽霊付きで買うことを快く承諾する。オーティス一家を恐怖に奮い上がらせる、とびきりの計画を立てた幽霊たちだがアメリカ人はなかなか怖がってはくれない―特にやんちゃ坊主2 人は。そしてかわいそうな幽霊たちには驚きの結末が待っていた。
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The Canterville Ghost(カンタビルの幽霊)
Dracula(ドラキュラ)
トランシルヴァニアの山奥に城があった。ドラキュラ伯爵の邸宅である。暗く人気のない場所で、夜にはオオカミたちが城壁の周りで遠吠えする。1875 年、ジョナサン・ハーカーは伯爵との商談にイギリスからやって来た。ジョナサンはドラキュラ城に入るが、どうも落ち着けない。夜になり、奇妙なことがいくつも起こり、彼は恐怖を感じた。彼が恐怖を感じたのは間違いではなかった。ドラキュラ伯爵は人間の血を吸う吸血鬼だったのだ。
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Five Children and It(砂の妖精)
その子供たちは、墓に穴を掘っているときに見つけたものに驚いた。「それ」は何千年も生きている砂の妖精サミアドだったのだ。それは丸っこくて毛皮に覆われていて長い触覚の先に目がある、おかしな小さな生き物だった。そいつは機嫌が悪くなって薄情なことがけっこうあったが、願い事を聞いてくれたのだ。1 日に一つ。「すごい」と子供たちは言った。しかし、願い事というのはやっかいなものだ。そのせいでトラブルに巻き込まれることも…。
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Ghosts International: Troll and Other Stories
ノルウェーの人々は、トロールという名の化け物を自分の家の庭に近づけないようにするという。だが、いったいどうやって?中東オマーンのひと気のない夜道で車が故障した。見知らぬ人の車に乗せてもらったアブドゥルだが、歩けばよかったと後悔することに…。イギリスの若者たちが興ずる『恐怖のゲーム』とは?アジアのある国で、1 人の兵士がやっと故郷に帰ってくるが…。どんな国にも必ず幽霊や化け物を題材にした物語がある。信じる人もいれば信じない人もいる。だが、良質の物語はいつも人の心を惹きつける。
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Ghosts International: Troll and Other Stories
The Mystery of Allegra(アレグラの謎)
アレグラという名前は変わった名前だ。イタリア語で「幸せな」と言う意味だが、この物語の少女は時々とても悲しくなる。彼女はわずか5 歳だが、新しい友人のエイドリアンに、自分は間もなく死ぬのだと言う。どうしてそんなことがわかるのか。そして、もう1 人のアレグラ―白い寝間着を着て金色の髪の毛で大きな青い目をした―とは誰なのか。その少女は夜にだけやってきて、彼女は手も顔も冷たい、とても冷たい…。
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The Mystery of Allegra(アレグラの謎)
The Pit and the Pendulum and Other Stories(エドガー・アラン・ポー短編集)
誰にでも悪夢を見た経験はあるだろう。姿は見えず音だけが聞こえ、暗闇の中何か恐ろしいものが迫ってくる夢。そして暖かいベッドの中で目が覚め、再び眠りにつくのだ。もしも、夜よりも深い漆黒の闇の中、硬い床の上で目が覚めてしまったとしたら? 静寂に耳をすまし、死者の匂いを感じるかもしれない。死が取り囲み、自分を待っているとしたら…。あらゆる闇の中から死がささやいてくる。恐怖と狂気の世界を描いたエドガー・アラン・ポーの短編集。
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The Pit and the Pendulum and Other Stories(エドガー・アラン・ポー短編集)
Voodoo Island(ブードゥー島)
ジェイムズ・コンウェイは金儲けがしたかった。ハイチのある島にある古い墓地に、新しい家や店を何軒も建てたかった。その墓地にはただ1 人の老人が訪れるだけだった。コンウェイは老人の1 人くらい怖くはなかった。しかしその老人には友人がいた―墓場の中、土の中に死んで横たわっている友人たちだ。家を建て始めたコンウェイは、死者の眠りを乱すという恐ろしい過ちを犯してしまった。
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The Year of Sharing
リチャードは村での静かな生活にうんざりしていた。車を買ってかっ飛ばしたいと思う。しかし、リチャードは車のない未来の世界に住んでいて、自転車と小さな村と緑の森があるだけだ。彼は12 歳で、他の子供と同様Year of Sharing を経験しなければならない。森で野生動物と一緒に1 人で生活しなければいけないのだ。世界を共有することを学び、動物がどうやって生きて、食べて、戦って、そして、どうやって死ぬのかを学ばなければならない。
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Thriller & Adventure(スリラー&アドベンチャー)ジャンルの本
- Dead Man’s Island(死者の島)
- Ear-rings from Frankfurt(フランクフルトのイヤリング)
Dead Man’s Island(死者の島)
ロスは誰も訪れる者のいない島で生活していた。彼は人に自分の写真を撮らせなかった。彼は若く裕福だったが、悲しそうに見えた。そして、彼の家には1 部屋だけ常に鍵のかかった部屋があった。キャロル・サンダーズと彼女の母はロスに雇われてこの島にやって来た。キャロルはまもなく、ロスには何か秘密があると確信するようになった―どうやって金を得たのだろうか。そんなに若い男がどうして島を一つ買えるのだろうか。そこで彼女は注意深く監視し、聞き耳を立てる。そしてある晩、彼女は鍵のかかった部屋の中にある何かを知る。
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Ear-rings from Frankfurt(フランクフルトのイヤリング)
リチャード・ウォルトンはまた窮地に陥った。仕事を失い、またもや妹のジェニファーに借金をしていたのだ。彼は姿を消した。ジェニファーは彼を探す。警察も彼を探す。ジェニファーも警察も、彼に問いただしたいことがあったのだ。彼はなぜ職を失ったのか。なぜフランクフルトに飛んだのか。誰が彼の恋人に高価な金のイヤリングをプレゼントしたのか。リチャードだけが知っているはずだ。しかし、リチャードは見つからない。
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Human Interest(人情ストーリー)ジャンルの本
- Anne of Green Gables(赤毛のアン)
- The Children of the New Forest(新しい森の子供たち)
- New Yorkers – Short Stories
- The Piano(ピアノ)
- Stories from the Five Towns(5つの町の物語)
Anne of Green Gables(赤毛のアン)
マリラ・カスバートとマシューは1 人の孤児をひきとって、グリーンゲイブルズにある農場の手伝いをさせようと考えた。男の子がいいと思っていたらアンという女の子で、その子は髪の毛が赤く、そばかすがいっぱいあって、それはまあおしゃべりなこと。女の子を望んではいなかったとは言え、小包でもあるまいし、まさか送り返すこともできなかろう。それでアンは、活気がなく静まりかえったカナダのアヴォンリー村に留まり、新しい生活を始めることになった。しかし、アンが来てから村はそれまでのように静かではなくなった…。
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The Children of the New Forest(新しい森の子供たち)
1647 年イギリス。チャールズ1 世は獄中にあり、クロムウェルの軍は王の軍と戦闘を続けていた。誰もが危険にさらされた時期だった。ベヴァリー家の4 人の子供たちには両親がいなかった。母は死に、父はチャールズ1世のために戦って戦死した。クロムウェルの軍隊が子供たちの家に火を放とうとしている―子供たちは家の中だ。4 人はニューフォレストに逃げ込んだ。が、それからどうやって生き延びるのか。何を食べるのか。クロムウェル軍に発見されずに済むのか。
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The Children of the New Forest(新しい森の子供たち)
New Yorkers – Short Stories
主婦、浮浪者、弁護士、ウェイトレス、女優―1900 年代初期のニューヨークには普通の人々が普通の生活を送っていた。それ以降、ニューヨークは大きく変わったが、住人はほとんど変わらない。金持ち、貧乏人、幸せな者、悲しい者、愛する人がいる者、愛する人を探している者。O. ヘンリーの有名な短編小説は―繊細で、こっけいで、共感できて―そういったニューヨーカーたちの日常生活の、生き生きとした場面を私たちに見せてくれる。
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The Piano(ピアノ)
ある日、ある農場主がそこで働く少年に、古い建物の中のものをすべて捨てるように言いつけた。「みんなごみだ」と農場主は言った。少年はそのゴミの中に古い美しいピアノを見つける。ピアノを弾いたことがなかったのに、指がピアノに触れると、彼はピアノを弾き始めた。彼が目を閉じると旋律が彼の中に浮かぶ―そしてその旋律が彼の指を動かす。再び目を開けると、人生が変わっていることに気づく。
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Stories from the Five Towns(5つの町の物語)
原著者のアーノルド・ベネットは、五つの町とそこに住む人々の物語で知られている。そこの住人たちはごく普通の人たちで、私たちと同じく、時にとても変わったことをする。サー・ジーという人物がいて、彼は裕福な実業家だ。その彼がなぜ、こそ泥を企てているのか。トビー・ホールという人物もいる。彼はなぜ、チャイルド通り11 番を訪れようと決めたのか。そこで誰を見つけるのか。ヘシャン兄弟とアニー・エメリーもいる。彼らは12,000 ポンドにちょっと困っている。
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PlayScriptsジャンルの本
- One Thousand Dollars and Other Plays
One Thousand Dollars and Other Plays
金か愛か。人生においてどちらが重要なのか。お金ですべてが手に入るのか?お金があれば青年は愛する女性と結婚できるのか?お金で本当に人々は幸せになるのだろうか、それともトラブルの原因になるだけか?お金と愛情と人生について描いたこの4 つの作品は、アメリカの偉大な語り部O. ヘンリーによって100 年前に書かれた短編を脚色したものだ。O. ヘンリー自身も金による問題と孤独を抱え、自らの経験を基にこの短編を執筆した。
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Fact Files(ノンフィクション)ジャンルの本
- Chocolate(チョコレート)
- John F. Kennedy(ジョン・F・ケネディ)
- Leonardo da Vinci(レオナルド・ダ・ヴィンチ)
- Oceans(海洋)
- World Wonders
Chocolate(チョコレート)
飲み物として楽しんだり料理に使われるだけでなく、ビルや洋服、帽子まで作れてしまうチョコレート。贈り物や自分が食べるためにも買う。ダークチョコレート、ミルクチョコレート、ホワイトチョコレート、金箔をほどこしたものまである。チョコレートは万人に好まれる食物だ。何百年も前の中央アメリカの森林からアフリカ、ヨーロッパ、アメリカへと伝わり、インド、中国といった新興国の市場へと続く、チョコレートにまつわる話を紹介。読み進むうちにチョコレートが食べたくなるかも知れない。
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John F. Kennedy(ジョン・F・ケネディ)
「国があなたのために何ができるかを問わないでほしい。あなたが国のために何ができるかを問うてほしい」。50 年余前、大統領の就任演説でジョン・F・ケネディはこう言った。この言葉は多くのアメリカ国民の心に希望の光をともし、ケネディはこの国を明るい未来へと着実に導いて行った。だが、この若き大統領が4 年の任期を終えることはできなかった。それを阻んだのは、1963 年11 月に世界中を震撼させたある凶悪な事件だった…。
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Leonardo da Vinci(レオナルド・ダ・ヴィンチ)
「地球は月からどんなふうに見えるだろう」「人体の仕組みはどうなっているのか」「人間が空を飛べるか」「高さ8mのブロンズの騎馬像は作れるか」「街をもっと清潔にするにはどうしたらよいか」。レオナルド・ダ・ヴィンチは、生涯さまざまなことに疑問を持ち続けた。偉大な芸術家として知られるダ・ヴィンチはまた、類まれなる頭脳の持ち主でもあった。その研究は今も尚、多くの医師や科学者たちに影響を与えている。ロボットのライオンを作り出し、鏡文字を書き、戦いに勝つために川を動かそうとした人物、レオナルド・ダ・ヴィンチ―いったい彼はどんな人生を歩んだのだろうか。
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Leonardo da Vinci(レオナルド・ダ・ヴィンチ)
Oceans(海洋)
数千年もの昔、人々は海を眺めてこう思った。「この海の向こうには何があるのか」と。最も勇敢な人々が旅に出て、その答えを発見する―美しい島々、凍結した大地、自分たちとは異なる人々…。今もなお、人々の海に対する興味は尽きない。潮の満ち引きが1 日に2 回おこるのはなぜか。ほとんどの動植物が陸地の近くで生活するのはなぜか。光の届かない数千メートル下の海底に生息している生き物がいるのかどうか。そんなところで生きていけるはずもないのに…。
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World Wonders
世界で一番美しいもの、最高にめずらしいもの、最も驚異的なものはなんだろう?ピラミッド、万里の長城、パナマ運河、みんなそれぞれの意見があるだろう。エベレスト、ナイアガラの滝、オーロラなど自然の驚異もはずせない。本書では、作者が選んだ自然の造形から人的な創造物まで、11 の驚異を紹介。グランドキャニオンやグレートバリアリーフは知っていても、イグアスの滝を知っているだろうか?古代都市ぺトラの話を聞いたことはあるか?新たな発見と驚きの旅へ導く1 冊。
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レベル3
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True Stories(真実の物語)ジャンルの本
- The Brontë Story
- The Mysterious Death of Charles Bravo(チャールズ・ブラーボの謎の死)
The Brontë Story
1821 年の9 月のある日、ヨークシャーにある村の教会で、1人の男と、6 人の子どもたちが墓を囲んで立っていた。彼らは、妻であり母である女性を埋葬していた。子どもたちはみなまだ幼く、ここ数年の間に、上の子ども2 人も亡くなっていた。美しいヨークシャーの原野の近くで、その父親は、幼い子供たちばかりの家族を育てた。ハワースという村に住むブロンテ一家のことを、当時知っている人がいただろうか。
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The Mysterious Death of Charles Bravo(チャールズ・ブラヴォの謎の死)
チャールズ・ブラヴォはアンチモン中毒で死んだ。3 日間苦しみ、医者はどうすることもできなかった。彼の死を待っている人間が3 人いた。チャールズの年若い妻、フローレンス、フローレンスの元恋人、ジェイムズ・ガリー、そしてコックス夫人、フローレンスの付き添いだ。しかし1876 年当時、誰が犯人か特定されることはなかった。130 年以上もの間、誰がチャールズ・ブラヴォを殺したのか謎のままだった…。
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Classics(クラシック文学)ジャンルの本
- The Call of the Wild(野生の呼び声)
- A Christmas Carol(クリスマス・キャロル)
- A Midsummer Night’s Dream(夏の夜の夢)
- The Three Strangers and Other Stories(スリーストレンジャーズ等の短編集)
- Through the Looking-Glass(鏡の国のアリス)
- The Wind in the Willows(ヤナギ林に吹く風、邦題:楽しい川辺)
The Call of the Wild(野生の呼び声)
男たちが凍てついたカナダの北部で金を手に入れるには、犬―金の鉱山までの往復の長旅でソリを引く大きな強い犬が必要だ。バックはカナダ南部から盗まれ、ソリ犬として売られる。彼は新たな生き方を覚えねばならない―引き具をつけられてどうやって働くか、氷と雪の中でどうやって生き延びるか、そして何より、どうやって戦うか。犬は戦いに敗れると、再び立ち上がることはないからだ。
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A Christmas Carol(クリスマス・キャロル)
「クリスマスなんていかさまだ」とスクルージは言う。「歳はまた一つとったのに、たった1ペニー分も裕福になってないことに気付くだけじゃないか」。スクルージにとって大事なのは商売―金を稼ぐことだ。だが、クリスマスイブに3 人の霊が彼のもとを訪れる。彼らはスクルージを連れ出し、過去と、現在と、未来のクリスマスの情景を見せる―そして、スクルージは決して忘れることのない教訓を得るのだ。
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A Midsummer Night’s Dream(真夏の夜の夢)
失恋や結婚など愛に悩む人々の姿を描きながらも、劇中劇ではおかしな役者が登場して読者を喜劇の世界へと誘う。いたずら好きの妖精の魔法によって翻弄される人間たち。夏至の夜にアテネ郊外の森で繰り広げられる、愛と笑いの物語の結末は?1596 年頃にシェイクスピアによって書かれた戯曲『真夏の夜の夢』が、読みやすい物語形式でブックワームズに登場。
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A Midsummer Night’s Dream(真夏の夜の夢)
The Three Strangers and Other Stories(スリーストレンジャーズ等の短編集)
ある嵐の冬の夜、旅人が羊飼いの小屋のドアを叩いた。寒さに震えお腹を空かし、雨宿りの場所を探すこの男を小屋に招き入れたものの、自分のことは一切語ろうとしない。この男は誰でどこからやって来たのか?この小屋を目指した旅人は彼だけではなかった。これら3 つの短編小説の中でハーディーは羊飼いと死刑執行人、伯爵と教師などの人生を描写しているが、どんな人間でも恐れ、希望、愛、嫉妬など同じ感情を抱えていることを著している。
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The Three Strangers and Other Stories(スリーストレンジャーズ等の短編集)
Through the Looking-Glass(鏡の国のアリス)
「鏡の家に入れたらいいのに」とアリスは言う。「鏡が薄もやみたいになってね、そうよ、そうなるの。雲みたいになるの」。その直後、アリスは鏡の世界に入り込む。鏡の国で、アリスはチェスの駒の一つになって、森の中を旅したり、小川を飛び越えたり。チェスの駒が話しかけて来たり、文句を言ったり、命令したり、詩を繰り返し暗唱したり…。誰も見たことがない不思議な夢の世界。
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Through the Looking-Glass(鏡の国のアリス)
The Wind in the Willows(ヤナギ林に吹く風、邦題:楽しい川辺)
川の土手を降りると、そこは柳の木を風がさらさらと吹き抜けて、数人の友人たちと昼食を一緒に食べるのにとても気持ちがいい。だが、モグラと水生ネズミにとっては、生きて行くことはそれほど安逸ではない。例えば、ガマガエルが自動車に興味を持ってしまう時もある―本当に車に狂ってしまうのだ。このモグラとネズミとアナグマとガマガエルの冒険物語は、百年間もの長きにわたって、子供にも大人にも愛されてきた。
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Fantasy & Horror(ファンタジー&ホラー)ジャンルの本
- Frankenstein(フランケンシュタイン)
- The Picture of Dorian Gray(ドリアン・グレイの絵)
- The Star Zoo
- Tales of Mystery and Imagination(謎と想像の物語)
Frankenstein(フランケンシュタイン)
ヴィクター・フランケンシュタインは、生命の秘密を発見したと考えている。彼は死人の体の部分部分を持って来て、新しい「人間」を造ることに成功した。しかし、こうしてできあがった怪物はとても大きく恐ろしくて、誰もが逃げてしまう―フランケンシュタインさえもだ。怪物は、愛情を必要とする巨大な赤ん坊のようなものだ。だが、彼に愛情を注ぐ者はおらず、怪物は人を憎むことを知る。そして非常に力が強いので、次に覚えるのは人を殺すことだ…。
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The Picture of Dorian Gray(ドリアン・グレイの絵)
「人が喜びを感じる時、それは良い行いをした時だ」とヘンリー卿は言う。「だが良い行いをした時に、常に喜びを感ずるとは限らない」。ヘンリー卿の規範にとらわれない気のきいた言葉の数々が、若いドリアン・グレイを善良であることよりも美しいことに意味のある世界―例えば、パーティーで人を喜ばすという理由があれば何でも、殺人さえも許される世界に導いてしまう。
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The Picture of Dorian Gray(ドリアン・グレイの絵)
The Star Zoo
現在の世界ではhummingbird(ハチドリ)は熱帯地方の森林で暮らす、小さな鮮やかな色の鳥だ。 遠い未来の世界では、Hummingbird(略してHummy)は、銀河系の中のある場所、Just Like Home と呼ばれる惑星に暮らす16 歳の少女だ。彼女の持っている服全部に「Hummingbird」という名前が大きく書いてあるが、本物のハチドリは見たことがない。ハチドリどころか、生きている動物や鳥を全く見たことがないのだ。百科事典には「かつて地球と呼ばれた惑星には多くの動物が存在した」とあるが、それは大昔のことだった。
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Tales of Mystery and Imagination(謎と想像の物語)
人間の精神は暗く底なしの穴のようで、時に不思議な驚くべき動きをする。夜中に音を聞けば、風でドアがバタン、バタンと音を立てているのだろうか、それとも殺された人が棺の中から棺をたたいているんだろうかと考えたり、鏡に映る顔を見れば、自分の顔だろうか、それとも自分の後ろに立っている誰か―振り返ったときにはいなくなっているのだ―の顔だろうかと考えたりする。この本に収められた、怪奇小説の巨匠であるエドガー・アラン・ポーの有名な短編小説の中で、我々はこれまでに経験したことのない想像力の生み出す世界を経験する。
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Thriller & Adventure(スリラー&アドベンチャー)ジャンルの本
- Chemical Secret
- Justice(正義)
- Kidnapped(誘拐)
- The Prisoner of Zenda(ゼンダ城の虜)
- Skyjack!(ハイジャック)
Chemical Secret
その仕事は話ができすぎていた。問題があるに違いなかった。そして実際に問題はあったのだ。ジョン・ダンカンは正直者だが、金が必要だった。彼には養わなければならない子供たちがいた。そのために彼は何でもするつもりだったし、上司たちはみなそのことを知っていた。彼に「No」と言えるはずがない―彼は自分の気持ちを正直に言えるほどの経済的余裕がなかったのだ―ので、上司たちは彼にその仕事を命じた。それは飲んでしまった「毒」のように彼を変え、判断力を狂わせた。本当の「毒」が何なのか、分かる頃にはもはや手遅れなのだ。
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Justice(正義)
ロンドン、11 月。テロリストが女王の乗った車を英国議会付近で爆破する。女王は難を逃れるが5 人が死に、40 人が重傷を負った。被害を受けたのはみな、一般人で罪のない人々だ―爆発で足を失った女王の運転手のアラン・コールもそのうちの1 人だ。その爆破事件の真相を究明しようとするアランと娘のジェーンをさらなる恐怖が襲う。テロリストを捕まえ、正義が行われるだろうか。しかし、どんな正義だというのか?アランの足を、爆弾でこなごなに吹き飛ばされた人々の命を取り戻すことができるというのだろうか?
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Kidnapped(誘拐)
「私は船側に走り、『助けてくれ、助けてくれ!人殺しだ!』と叫んだ。するとおじさんがゆっくり振り返って私の方を見たのがわかった。それ以上は何も見えなかった。太い腕で引き離されてしまったから。それから、何かに私は頭を殴られた。目から火が飛んで、私は地面に倒れた…」。こうして、デヴィッド・バルフォーの冒険は始まる。彼は誘拐され、海に連れ出され、いくつもの危険な目に遭う。アラン・ブレックという友人にも出会う。だが、アラン自身も危険にさらされていた。スコットランドの高地を越えて、英国陸軍から逃亡中だった。
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The Prisoner of Zenda(ゼンダ城の虜)
「王を見つけ出すためにすぐにゼンダに発たなくては」とサプトが叫ぶ。「もしつかまったら殺されるぞ!」 ルドルフ・ラッセンディルとサプトはルリタニア国王を見つけ出すために、夜の町を走った。しかし、国王はゼンダ城で捕虜となっている。ミヒャエル大公とルパート・ヘンツォ伯爵率いる敵の手から国王を救い出せるのは誰か。そして、美しいフラヴィア王女の心を射止めるのは誰だろうか。
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Skyjack!(ハイジャック)
大型旅客機がハイジャックに遭い、その乗客リストを見た首相は衝撃を受けた。彼女がよく知っている名前―あまりによく知っている名前がそこにあったからだ。もしも、ハイジャック犯たちがその人物の正体を知ったら、ただちに殺されてしまうだろう。時間に余裕はない。滑走路上にはすでに1 人の死者が横たわっている。数分のうちにハイジャック犯たちは再び銃を使うだろう。犯人たちが誰を殺そうとするか、首相にはわかっていた。
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Human Interest(人情ストーリー)ジャンルの本
- The Kiss: Love Stories from North America(キス:北米のラブストーリー)
- The Railway Children(レールウェイ・チルドレン)
- The Secret Garden(秘密の花園)
- Tooth and Claw – Short Stories
The Kiss: Love Stories from North America(キス:北米のラブストーリー)
一風変わったラブストーリーの数々―誤って交わした炉辺のキス、海辺に住む人間嫌いの伯母、戦いに飢えたテキサスのガンマン、森を越えて飛んでゆく白サギ、公園のベンチの間を行き来する使者、ある少女と少年の出会い…。ケイト・ショパン、スティーヴン・クレイン、サラ・オーン・ジュエット、O・ヘンリー、そして『赤毛のアン』の著者L.M. モンゴメリら、北米の作家による恋の物語。
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The Kiss: Love Stories from North America(キス:北米のラブストーリー)
The Railway Children(レールウェイ・チルドレン)
「ロンドンの家から引越さないといけないの」と母親が子供たちに言った。「田舎の、線路のそばの家に住むのよ」。ロベルタとピーターとフィリスの新しい生活はこうして始まる。3 人は鉄道が大好きな子供に育つ―列車のことなら何でも知っていて、駅のポーターのパークスとは大の仲良しで、線路でいろいろな遊びをする。だが、3 人の父親はなぜいなくなったのだろうか。今どこにいて、戻ってくることはあるのだろうか。
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The Railway Children(レールウェイ・チルドレン)
The Secret Garden(秘密の花園)
メアリー・レノックスはすぐに怒る、付き合いにくい子供だ。両親がインドで亡くなって、彼女はイギリスに連れ戻され、大きな寂しい古い家でおじさんと暮らすことになった。庭を散歩して、秘密の庭を囲む高い塀の上を飛ぶこまどりを見ている以外に一日中何もすることがない。その秘密の庭は10 年間閉ざされ、誰も鍵を持っていない。
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Tooth and Claw – Short Stories
コンラディンは10 歳、おばさんと2 人暮らしだ。彼には大切な秘密が二つある。一つめは、おばさんが嫌いだということ。二つめは庭の物置に小さな野生の動物を飼っていること。その動物の歯は、白く鋭くて、そいつは生き血が好きだ。毎晩、コンラディンはそいつに、ひとつだけ、たったひとつだけ、あることを彼のためにしてくれるようにお願いしている。この短編集は、発想がユニークであり、おかしさを漂わせながら「血で赤く染まった野生の爪と牙」を物語る。別の言葉で言えば、サキの代表作品だ。
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Fact Files(ノンフィクション)ジャンルの本
- Formula One(フォーミュラ・ワン、F-1)
- Future Energy(未来のエネルギー)
- The Human Body(人間の体)
- Space(宇宙)
Formula One(フォーミュラ・ワン、F-1)
超スピードのレースカー、大金、世界を股にかける日々、それは刺激的な人生だ。F1 世界選手権はその名を世界中に知られている。世界中の若きレーサーがモナコで、メルボルンで、モンツァで勝利するのを夢見ている。華やかな反面、レーサーには強靭な体力と精神力が求められる。素早い判断力と際どい運転、時には死に直面することもある。世界的レーサーたちが一瞬の勝負をする、F1 にまつわる話を紹介。
Oxford University Press
Future Energy(未来のエネルギー)
今や世界中の人々がエネルギーを使っている。しかし、車を運転しているときにも、コンピュータを使っているときにも、薪を燃やして料理を作る時でさえ、私たちはエネルギーがどこから来たのかなどと考えたりしないだろう。だが、もし今ガソリンがなくなり、石炭も枯渇したら―いったい私たちはどうしたらよいのだろうか。科学者たちはその疑問に対する新しい答えを常に捜し求めている。子供たちが走ることによって作るエネルギーで水を村まで運ぶ方法、温水と冷水を利用する発電所、草木のように成長しエネルギーを蓄積する自動車の開発…そんな時代がやってくるかもしれない。
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The Human Body(人間の体)
人が熟睡しているとき、体内ではさまざまな器官が忙しく働いている。肺は空気中の酸素を取り入れ、心臓は血液を押し流して体内に送り続け、脳では数百万もの情報が行き交い、傷ついた筋肉は自ら修復を行っている。リンパ節の中では特殊な細胞が病原菌や老廃物を排除しようと活動している。人間の体は極めて精巧に作られた装置であり、一見何もしていないように見えるときでも常に働き続けているのである。
Oxford University Press
Space(宇宙)
人は皆、真っ暗な空と頭上に輝く光の粒を見つめながら、こんな疑問を抱いたことがあるのではないだろうか―あそこにはいったい何があるのだろう。この地球という星はどこからやってきたのだろう。宇宙はいつから始まったのか。人類は他の惑星で暮らすことができるのか。そして、この地球以外のどこかに、生命体は存在するのだろうか。宇宙船が時速数千キロのスピードで進み、数百万度という温度の天体が存在する宇宙。惑星は硬い岩盤か巨大ガスのかたまりでできているという。人知を超えた壮大な世界へと、今旅立とう。
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レベル4
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Classics(クラシック文学)ジャンルの本
- Cranford(クランフォード)
- Gulliver’s Travels(ガリバー旅行記)
- Lord Jim(ロード・ジム)
- The Scarlet Letter(緋文字)
- Silas Marner(サイラス・マーナー)
- A Tale of Two Cities(二都物語)
- Washington Square(ワシントン・スクエア)
Cranford(クランフォード)
小さなイギリスの町クランフォードでの生活はとても静かで平和に思える。クランフォードの婦人たちは、規則正しく毎日変わらぬ生活を送っている。12 時から午後3 時までの間にお互いを訪れ、ささやかなパーティーを楽しんで、自分の家のメイドのことを心配する。しかし、毎日がそう順調に行くわけではない。言い争いがあったり、ねたみがあったり、突然の訃報や、意外な結婚話があったりする…。ギャスケル夫人の描く19 世紀前半の小さな町の生活は、150 年もの間、読者を魅了し続けている。
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Gulliver’s Travels(ガリバー旅行記)
「まもなく、何かが足を伝って体に這い上がり、顔のところまできたのがわかった。見ると、身長15 センチほどのとても小さな人間だった…私は驚いて大声をあげた。」しかし、これはガリバーが旅行中に経験する驚きのほんの一部にすぎなかったのである。彼は巨人の国や空飛ぶ島を訪れ、過去からやってきた幽霊や言葉を話す馬と出会う。
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Lord Jim(ロード・ジム)
100 年前の船員の生活は危険でいっぱいだった。だが、パトナ号の一等航海士、ジムは危険を恐れない。彼は若く強健で、自分の勇敢さには自信があった。彼は大冒険をして、世界に自分がどれほどの勇士であるかを見せるチャンスが来るのを夢見ている。しかし、海に夢想家は無用だ。インド洋上の月の照る穏やかな晩、英雄になるチャンスがやって来るが、ジムはその試練に失敗し、彼の夢見た世界はこなごなに崩れてしまう。彼は自分の勇敢さを証明するために、東南アジアのジャングルに分け入って行く。
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The Scarlet Letter(緋文字)
緋色は罪の色だ。そして「A」という文字は「不貞」を表す。1600 年代、マサチューセッツ州ボストンで、愛は夫と妻の間でのみ許されていた。婚外の子供は、罪を犯してできた子の烙印を押された。ヘスター・プリンは、「不貞」を表す「A」という緋色の文字を終生、胸につけて生きていかなければならない。彼女は世間の辱めから逃れることはできるのだろうか。その緋色の烙印の下で成長する子供の身の上にはどんなことが起こるのだろうか。ヘスターが将来に希望を持つことはできない。そして子供の父親の将来には何が待っているのだろうか?
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Silas Marner(サイラス・マーナー)
亜麻布織り工のサイラス・マーナーは床下の穴に金を貯めている。昼間、懸命に働いて布を織り、夜になると金を取り出してきて、輝くコインを何度も何度もなでたり数えたり、やさしく抱きしめるのだ。村人は彼を恐れているので、彼には家族も友人もいない。金だけが彼の友人であり、喜びであり、生きがいである。しかし、もしも泥棒が夜、彼の金を盗んでいったらどうなるだろうか。サイラスはどうするのだろうか。いったい何が、唯一の友人を失った彼を慰めることができるのだろうか。
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A Tale of Two Cities(二都物語)
「侯爵は心臓にナイフを突きたてられて、石のようにそこに横たわっていた。胸の上には1枚の紙があり、次のように書かれていた。『早くこの男を墓場に運べ。JAQUES より』」。フランス革命は、多くの人間に恐怖と死をもたらした。しかし、この騒然とした時代にあっても、人間は人を愛し、思いやることができる。人々は寛大で、誠実で、そして、勇敢にもなれるのだ。
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Washington Square(ワシントン・スクエア)
ハンサムな男がキャサリン・スローパーを口説き始めたので、彼女は自分に運が向いてきたと思う。彼女はおとなしくて優しい少女だが、美しくはないし頭がいいわけでもない。彼女はそれまで、人から誉められたことも、ワシントン・スクエアにある自宅の応接間で、愛の言葉を甘くささやいてもらったこともなかった。1840 年代のニューヨークでは、若い女性たちは自由に結婚できるわけではなく、キャサリンは父の許しを得ねばならない。父親のスローパー博士は裕福な人物だ。キャサリンは、いずれ年3 万ドルの収入を得ることになるのだ。
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Crime & Mystery(犯罪 & ミステリー)ジャンルの本
Fantasy & Horror(ファンタジー&ホラー)ジャンルの本
- Dr Jekyll and Mr Hyde(ジキルとハイド)
- The Unquiet Grave – Short Stories(眠れぬ墓)
Dr Jekyll and Mr Hyde(ジキルとハイド)
あなたは夜のロンドンを歩いている。暗くなり、急いで家に帰りたい。細い路地に入る。あたりは静まり返っている。窓のない大きな建物の扉の前を通りすぎると、鍵が開く音がする。1人の男が現れ、あなたをじっと見る。知らない男だが、すぐにその男があなたを嫌っていることがわかる。そして、あなた自身もその男を嫌っていることに気付いて、ぎょっとする。誰もが嫌うこの男は誰だ?なぜ、この男は、あの立派な人物であるジキル博士の研究室から出てくるのか。
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Dr Jekyll and Mr Hyde(ジキルとハイド)
The Unquiet Grave – Short Stories(眠れぬ墓)
さびれた宿屋で、鍵のかかった部屋を見つけても、決して開けてはならない―それが晴れた天気のいい日だったとしても。古い教会の墓場の陰に変わった笛があっても、決して吹いてはならない。得体の知れない男に奇妙な文字の書かれた1 枚の紙を手渡されたら、すぐに突き返さないといけない。墓場から死人を呼び出してしまったら、それ以後安らかに眠れることなどないと思ったほうがよい。この五つの怪奇小説は、明るい昼間、読むようにしたほうがよい。部屋の鍵がかかっていることを確かめてから。
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Thriller & Adventure(スリラー&アドベンチャー)ジャンルの本
- The Thirty-Nine Steps(三十九階段)
- Treasure Island(トレジャー・アイランド)
The Thirty-Nine Steps(三十九階段)
「私は明かりをつけたが、そこには誰もいなかった。ふと、角のところに、私に血の凍る思いをさせる『あるもの』を見た。スカッダーがあおむけに倒れていたのだ。長いナイフが彼の心臓を貫通し、床にまで達していた」。リチャード・ハネーは必死にスコットランドの丘を走る。犯していない殺人の容疑で警察に追われているのだ。さらに警察とは別に、より一層危険な敵が彼を追っている―得体の知れない「Black Stone」である。彼らの正体は?ハネーの命を狙う理由は?
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Treasure Island(トレジャー・アイランド)
「突然、甲高い叫び声が闇の中に響いた。『8 レアル銀貨!8 レアル銀貨!8 レアル銀貨!』ロング・ジョン・シルバーの飼っているオウムのフリント船長だ!私は逃げ出した…」。しかし、若きジム・ホーキンスは今回は海賊の島から逃げ出さない。彼と彼の友だちは海賊たちよりも先に財宝を見つけ出すことができるのだろうか。彼らはこの島から逃げ出し、金銀財宝をいっぱいに積んだ船でイギリスに戻れるのだろうか。
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Human Interest(人情ストーリー)ジャンルの本
- Black Beauty(黒馬物語)
- Little Women(若草物語)
- Lorna Doone(ローナ・ドーン)
- Three Men in a Boat(ボートの三人男)
Black Beauty(黒馬物語)
人を背に乗せる訓練も、馬車を引いて走る訓練も、はじめのうちはブラック・ビューティにとって厳しいものだった。だが、彼は運がいい―最初に連れて行かれた家が温かい家だったから。飼い主たちは優しく、馬を虐げることなどしそうもない。しかし、19 世紀多くの人々は馬を虐待していた。鞭で打ったり、棒で叩いたり、死んで倒れるまで馬を機械のように酷使した。ブラック・ビューティはそういう状況をまもなく知ることになる。自分の生涯を話すとなると、彼には語るべき悲惨な思い出が数多くあるのだ。
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Little Women(若草物語)
マーチ家の4 姉妹にもクリスマスがやってくるが、高価なプレゼントを買うお金はなく、クリスマスの朝の食事を貧しい家族にあげてしまう。けれども、メグ、ジョー、ベス、エイミーはアメリカで一番幸せな女の子たちだ。お父さんが南北戦争に出兵していて寂しいが、お父さんが家に戻ってきたときに自分の娘たちを誇りに思えるように、努めて良い子にしている。100年以上も愛されてきた心温まる家族の物語。
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Lorna Doone(ローナ・ドーン)
1673 年のある冬の日、若いジョン・リッドはエクスムアの荒涼として人気のない丘陵を越えて家に帰る途中だ。ドーン峡谷を通らねばならない―ドーンというのは、誰でも知っている強盗・人殺しの一家の名前で、そこは危険な場所だ。エクスムアの住人はみな、ドーンを恐れて暮らしていた。帰宅したジョンを待っていたのは悲しい知らせだった。彼は自分がドーン一家を憎しんで当然であると考えるようになる。月日が経ち、彼は愛くるしい笑顔と大きな黒い瞳のローナ・ドーンと出会う。やがて、彼は深く望みのない恋に落ちてしまう…。
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Three Men in a Boat(ボートの三人男)
「僕は仕事が好きだ。おもしろい。何時間も座って仕事をしていたって平気だ」。こんな人間がテムズ川をボートで遡って休日を過ごすというのは、あまりよい考えではなかろう。だが、これが3人の仲間―それに犬のモンモランシー―が決めたことだ。楽しい休日として思い出に刻まれることだろう。しかし寒い雨の朝に早起きするのはあまり愉快なことではない。この有名なストーリーは、世界中の人々を100 年にも渡り、笑わせ続けてきた―そして、現在もなお、これを読んで人は笑う。
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レベル5
下のブロックを展開すると、本の一覧が出てきます!
Classics(クラシック文学)ジャンルの本
- The Age of Innocence(エイジ・オブ・イノセンス)
- David Copperfield(デイビッド・コッパーフィールド)
- Far from the Madding Crowd(狂乱の群れを離れて)
- Great Expectations(大いなる遺産)
- The Great Gatsby(グレート・ギャッツビー)
- Sense and Sensibility(分別と多感)
- Wuthering Heights(嵐が丘)
The Age of Innocence(エイジ・オブ・イノセンス)
1870 年代のニューヨーク社交界、ポーランド人伯爵との結婚に失敗したと噂される伯爵夫人エレン・オレンスカが加わった。形式を重んじる社交界において、夫を捨てた女性が受け入れられることはなかった。ニューランド・アーチャーは若いメイ・ウェルランドと婚約中だったが、美しい魅惑的な伯爵夫人の相談にのるようになり、やがて友だちづきあいが始まる。しかし若い男性、とりわけ結婚を間近に控えている男にとって、美しく不幸な女性との友情は危険なものだった。
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The Age of Innocence(エイジ・オブ・イノセンス)
David Copperfield(デイビッド・コッパーフィールド)
「お願いです、マードストンさん、僕を叩かないで!ちゃんと勉強しようとしたんです。本当です」と、デヴィッドは泣きじゃくった。デヴィッドはわずか8 歳なのに、マードストンはデヴィッドを叩く。デヴィッドはあまりの恐怖にこの残酷な継父の手に噛みついてしまう。そのため彼は部屋に5 日5 晩閉じ込められ、その間、誰も彼と口を利くことを許されない。デヴィッドは成長し、人生は苦難と苦悩と残酷さに満ちているということを知る。と同時に、笑いと優しさと信頼と友情、そして愛を知る。
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David Copperfield(デイビッド・コッパーフィールド)
Far from the Madding Crowd(狂乱の群れを離れて)
バスシーバ・エバーディンは若く自尊心があり、美しい。自立した女性で、彼女の選ぶどんな男性とでも結婚できる―もしも誰かを選ぶことがあれば、の話だが。実際のところ、彼女は自立した生活が気に入っていて、男性中心の社会で挑戦するのが好きだった。だが、愛の力を無視するのは愚かなことだ。バスシーバは彼女との結婚を切望していた3 人の男性の内の1 人と恋に落ちるが、ほどなく以前の自立した生活を続けておけばよかったと後悔する。愛が、悩みや心の痛み、人生を破滅させる激情を生むことを知る。
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Far from the Madding Crowd(狂乱の群れを離れて)
Great Expectations(大いなる遺産)
薄暗く人のあまり寄りつかない家に、ハヴィシャムはこれまでと同じように座っている。かつては白かったけれども、年を経て今は色あせて黄色くなったウェディングドレスを着てベールを被り、来る年も来る年もずっと座っている。彼女の顔は死人のようだ。黒い瞳は敵意と憎しみで燃えている。彼女の脇には気位の高そうな美少女が座り、前には野暮ったい長靴をはいて、恐怖で震える若いピップが立っている。 ハヴィシャムは冷たくピップを見つめ、脇の少女に小声で言う。「この子を悲しませてやりなさい、エステラ。悲しませるのよ」。
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The Great Gatsby(グレート・ギャッツビー)
ニューヨーク郊外の高級住宅地ロング・アイランドに建つジェイ・ギャツビーの大邸宅は、まばゆい光を放っていた。ニューヨークからやって来た金持ちや有名人がシャンパン片手に一晩中パーティーを繰り広げていたのである。だが、館の主ギャツビーが求めるものはただひとつ―5 年もの間、心の中で追い求めてきた女性を探し出すことだった。20 世紀のアメリカ文学を代表する、F・スコット・フィッツジェラルドの名作『グレート・ギャツビー』。1920 年代の“ジャズ・エイジ”と呼ばれた人々の姿を見事に捉え、アメリカン・ドリームを夢見る心の空洞を鋭く描き出している。
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Sense and Sensibility(分別と多感)
ダッシュウッド家の娘たちは、姉妹とは思えないほど性格が違う。エリノアは冷静で良識があり、経験に基づいた常識的な判断力があるので頼りになる。一方、マリアンヌは感受性が鋭く、情熱と夢想的な感性に満ちあふれている。彼女にはつまらぬ常識や、結婚適齢期をはるかに過ぎた35 歳の中年男と関り合う時間はない。本当の愛は若者のみが感じ取ることができる。17 歳で恋に破れたとき、寝ても醒めても心から離れない激しい心の痛みから立ち直ることができるなど、どうして思うことができよう。
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Wuthering Heights(嵐が丘)
ヨークシャー高原に吹く風は強い。風が吹くのを遮る木立はほとんどなく、家はなお少ない。だが、ただ1 軒だけ、風をまともに受ける家がある。丘のてっぺんにあって、風が思うままに吹くのに挑むかのようだ。その家は「嵐が丘」と呼ばれている。家の主人アーンショーが身元の分からない小柄で色の黒い子供を「嵐が丘」に連れて来て、悲劇への扉を開けることになる。彼は、ヨークシャーに吹く風と同様、家に入れない方がよいものを招き入れてしまったのだ。
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Thriller & Adventure(スリラー&アドベンチャー)ジャンルの本
Human Interest(人情ストーリー)ジャンルの本
The Garden Party and Other Stories(園遊会などの短編集)
初恋とはなんと喜びの多いものであろうか。18 歳の少女にとって、初めてのダンスパーティーとはなんと気持ちの高ぶるものだろう。だが、また同時に人生はつらく残酷でもある―もしも、若くて経験も浅いまま、ヨーロッパを1 人で旅しているとしたら。あるいは違う階級で育った子供だとしたら。あるいは、仕事がなく家賃を支払えずにいる歌手だとしたら。ヨーロッパとニュージーランドを舞台にしたキャサリン・マンスフィールドのこれら9 作品は人生の隠れた部分を掘り起こし、何が人間を幸福にし、また絶望させるのかを我々に見せてくれる。
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レベル6
下のブロックを展開すると、本の一覧が出てきます!
Classics(クラシック文学)ジャンルの本
- Barchester Towers(バーチェスターの塔)
- Jane Eyre(ジェーン・エア)
- Oliver Twist(オリヴァー・ツイスト)
- Pride and Prejudice(高慢と偏見)
- Tess of the d’Urbervilles(ダーバヴィル家のテス)
- Vanity Fair(バニティ・フェア)
Barchester Towers(バーチェスターの塔)
バーチェスター新主教の妻で、争い事が好きなプロウディー夫人は夫と地元の僧侶たちを牛耳ろうと企み、スロープ牧師を主教邸に招く。しかしスロープは危険な男だった。金持ちの妻を娶ると決心し、有利にことを運ぶためにはプロウディー夫人と一戦を交えることも辞さなかった。プロウディー夫人とスロープの争いは、美しい金持ちの未亡人ボールド、グラントリー大執事、男好きのシニョーラ・ネローニ、穏やかなハーディング氏、困惑する牧師のクィバフルと彼の14 人の子供たちまで巻き込んでさらに大きくなっていく。
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Jane Eyre(ジェーン・エア)
ジェーン・エアはひとりぼっちだった。おばの家族に嫌われ追いやられた学校では、お金も家族もない若い少女が世間に期待できることはほとんどないと思い知る。独りで何とか自活するが、ただ生きて行くだけでなく人間として尊重され、愛されることを望んだ。ロチェスター氏のもとで働くことになった彼女は、その両方を見つけたのではと期待した。だが、夜遅く鍵のかかったドアの向こうで響く奇妙な笑い声は、彼女の苦難はまだ始まったばかりだと警告するかのようだった。
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Oliver Twist(オリヴァー・ツイスト)
1830 年代のロンドンは、親がなく家族も友達もなく、帰る家も、ポケットの中には一切れのパンを買うための1 ペンスもない、おなかをすかせた10 歳の少年がいるべき場所ではなかった。しかし、オリヴァー・ツイストにはフェイギン、ずるがしこいドジャー、チャーリー・ベイツという友達ができる。彼らはオリヴァーに食べ物とねぐらを与え、一緒に遊んでくれるが、数日もしないうちにオリヴァーは彼らがどういう類いの友達で、どんな「ゲーム」をしているのか知ってしまう。
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Pride and Prejudice(高慢と偏見)
「初めて会ったとき、あなたの自尊心、優越感、他人の感情に対する身勝手な侮蔑の態度を見て取ったわ。あなたと結婚するなんて絶対にありえないわ」と、エリザベス・ベネットは言った。こうしてエリザベスはプライドの高いダーシーのプロポーズを断ってしまう。彼女の彼に対する先入観をぬぐい去ることは不可能なのだろうか。そして、他のベネット家の娘たちの行く末―夫を見つける過程での幸運とか災難とか―はどうなるのだろうか。ジェーン・オースティンの有名なこの小説は、格言に満ち、彼女の生きた時代の人々や慣習をユーモアのある見解で描いている。
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Tess of the d’Urbervilles(ダーバヴィル家のテス)
その美しい少女は、家族を助けるため家を出て働かねばならなかった。賢く働き者だったが、教育を受けておらず世の中の非情さを知らないままだった。ある裕福な男性に愛していると言われ、慎重にふるまうが、強引な男に圧倒されてしまう。それは彼女のせいではなかったが、世間は彼女の過ちだと責めた。若い彼女の人生は、死と男の欲望で汚されてしまったのだ。
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Tess of the d’Urbervilles(ダーバヴィル家のテス)
Vanity Fair(バニティ・フェア)
ベッキー・シャープとアメリア・セドリーは卒業後全く違う道を歩み出した。優しいが愚かなアメリアは裕福な家族の下で楽な生活をしながら平凡に結婚する道を選ぶが、ベッキーは仕事をし、社会の荒波にもまれながら生きていかざるをえなかった。ベッキーは優しくはないが愚かでもなく、切れる頭でチャンスを掴み、次第に資産を築いていくのだが、反対にアメリアの人生は傾きはじめる。物欲、野望、忠誠心、裏切り、愚行、知恵̶。サッカレイの有名な小説はナポレオン戦争時代のイギリス社会をおもしろおかしく、風刺を利かせた視点で描いている。
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Thriller & Adventure(スリラー&アドベンチャー)ジャンルの本
英語多読をはじめよう!
今回はOxford Bookworms LibraryをKindleで読む方法、本のジャンルについてまとめました。
Oxford Bookworms Libraryには多くの本があり、レベル別に用意されているので初心者から上級者までおすすめできる多読本です。
Kindle版だけではなく単行本も含めれば、さらにたくさんの本があります。
以下の記事で単行本を含めたすべての本についてまとめているので、
Kindle版で読みたい本が見つからなかった人は、こちらの記事もチェックしてみてください。
単行本を含めたOxford Bookworms Library全シリーズの本を紹介しています。
また、同じくレベル別になっている多読本であるラダーシリーズにもKindle版があります。
以下の記事でまとめているので、こちらもチェックしてみると面白い本が見つかりますよ。
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効果的に学習できるラダーシリーズの使い方 2023.06.29
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ラダーシリーズでTOEICスコアが2倍!実践した勉強法を紹介 2023.07.04
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