英語多読を10万語やってみた効果
- 2022.03.14
- 2023.03.07
- 多読の効果
英語多読のサイトや本をいろいろと見ていると、目標100万語という言葉がよく出てきますね。
でも100万語なんて100ページ以上の本で数えても50冊分くらいになってしまいますし、
そんなに読まないと効果が出ないならやってられません。
でも安心してください。10万語でもしっかり効果は出ます。
僕自身も多読をしていて10万語に到達したので、その効果についてお話しします。
- 英語多読を10万語達成した時の効果
- 10万語達成までの道のり
10万語達成の効果
10万語達成時点の効果は大きく分けて以下の3つです。
- 英語への抵抗感が減る
- 読書スピードが上がる
- 英語多読が楽しくなる
英語への抵抗感が驚くほど減る
1つ目の効果は「英文を読むことへの抵抗感が減る」ということです。
毎日英語に触れることによって、英文を読むことに慣れていくからですね。
例えば、2022年もコロナウィルスの影響は続いていますが、
最初の内はお店が早く閉店することや、旅行しにくい状況に抵抗があったんじゃないでしょうか?
でも2年以上経った今ではそんな状況にも慣れてしまっていると思います。
英語もこれと同じことが言えて、
最初は抵抗を感じても続けていれば徐々に抵抗感が減っていくんですね。
とにもかくにも、10万語を達成した後には
英語を読む前から拒否反応が出る」なんてことは間違いなく無くなっていますよ!
読書スピードが飛躍的に上がる
2つ目の効果は「読書スピードが上がる」ということです。
それはもう、ヨチヨチ歩きから全力ダッシュくらい変わります。
多読開始時は歩き方もほとんど知らない状態ですから、
10万語達成までに歩き方を覚えて、さらに走り方も覚えたみたいな感覚です。
なぜ読書スピードが上がるか?についてですが、
これは一言でいえば沢山の英語に触れることによる「慣れ」です。
英語に慣れて、返り読み※の頻度や、分からない単語でつまずくことが減るので、読書スピードが上がるということですね。
※返り読み:英文の後ろから日本語に訳して読むこと
僕自身の経験としては、30文字/分(一分あたり30文字)だったのが、100文字/分のスピードで読めるようになりました
読書スピードを普段計らないので、これには僕もビックリしました。
読書中には気づきにくいですが、読書スピードは確実に上がっています。
10万語達成後に、最初読んだ本を読むと驚くほどすらすら読めることに気が付きますよ!
英語多読が楽しくなる
3つ目の効果は「英語多読が楽しくなる」ということです。
英語を読むこと自体が楽しくなるというよりかは、本の内容を楽しむことができるようになるからです。
英語多読を進めていくうち、「徐々に英語を読むということに慣れてきて純粋に本の内容を楽しむ余裕が出てきます。
逆に最初のうちは自分が興味のある本を読んだとしても、楽しく感じない期間が続くかもしれません。
しかし、ある地点を乗り越えれば文章が英語であっても本の内容を楽しめるようになるので安心してください。
5万語を超えたあたりから徐々に楽しめるようになると思うので、そこまでなんとか走り切りましょう!
10万語達成までに読んだ本
僕は10万語達成までに以下のような本を読んできました。
Pearson English Readers
level 2
Three Short Stories of Sherlock Holmes Robin Hoodlevel 3
Sherlock Holmes and the Mystery of Boscombe Pool: Sherlock Holmes Mysteryラダーシリーズ
level 2
The Little Prince(星の王子さま)level 3
Adventures of Sherlock Holmes From the Files of Sherlock HolmesOxford Book Worms
level 4
Gulliver’s Travels絵本
Harry’s Lovely Spring Day Harry The Happy Mouse
最初に読み始めた本は
Graded Readersの一つである Pearson English Readersのlevel 2の本でした。
それに対して英語多読をはじめた時の僕の英語レベルはTOEIC350点程度だったので 、
本のレベル的にはすらすら読めないレベルものを読んでいたことになります。
このこともあって、当初は読むのがつらかったです。
今思えば絵本レベルの低いレベルから始めるべきでした。
というのも、絵本を読むことによって英語からイメージに脳内で直接変換できるようになるからです。
この変換力は、TOEIC900点以上を取っている人でさえも持っていないことがよくあるんですね。
つまり英和辞書で意味を覚えていく学習方法では、この変換力を鍛えることができず、
英語からイメージに直接変換する能力はとは異なる方法でしか身につけられないということです。
このこと気づいてからは、絵本を混ぜて読むようにしてます。
ただし、絵本は買うと一冊当たり1000円ほどするものもありますし、一冊に書かれている文字数も少ないです。
なので絵本で多読をしようとすると何十冊も買う必要があって、膨大な金額になってしまいます。
Kindle Unlimitedは様々な本が定額で読み放題となるサービスですが、
意外と絵本のラインナップも充実しています。
月額980円で読み放題なので、できるだけお金をかけずに英語多読したいと思っている方にピッタリです。
10万語到達までに苦労したこと
先にも書いたように、僕は絵本からではなくGraded Readersから始めたので最初の3万語くらいまでは読むのが辛かったです。
どれくらい辛かったかというと、当初は一日に1ページ読むのを目標にしていたくらいです。
とにかく読み始めるのが苦痛でしたが、一日1ページの生活を続けるうちに
1ページが2ページ、2ページが3ページと自然と増えていって
5万語に到達する頃には、本の続きが気になって1日に1時間以上読むくらいには多読が楽しくなっていました。
そこから10万語はあっという間です。
また、10万語近くになってからは、試しに最初に読んでいた本を読んでみました。
すると自分でもビックリするほど、すらすらと読めました。
読書中は英語力の上昇に全く気付かないのに、振り返るとそこそこの地点に来ています。
(それでも10万語はまだまだ山の麓(ふもと)ですけどね!)
多読をこれから始めようという方は、純粋に内容を楽しむことのできる絵本レベルから始めることをおすすめします。
つらい期間がなくなりますからね。
効率的に楽しく英語多読で英語力を伸ばしましょう!
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