感覚でわかる「by no means」の意味

感覚でわかる「by no means」の意味

「by no means」は「決して~でない」という意味です。

では、なぜ「決して~でない」という意味になるんでしょうか?

それは「means」が「手段」を表しているからなんです!

ここでは、なぜ「決して~でない」という意味になるのかを掘り下げて解説しています。

この記事を読み終わる頃には「by no means」を使いこなせるようになっていますよ!

この記事でわかること
  • 「by no means」の意味
  • 「by no means」はなぜ「決して~でない」という意味になるのか?
  • 他の表現との違い
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「by no means」の意味

ねぇねぇ、「by no means」ってどういう意味なの?

これは「決して~でない」っていう意味だよ

ふむふむ、例えばどうやって使うの?

そうだね、例えば「彼は決して悪い人ではありません」みたいな感じかな

例文

She is by no means an inexperienced teacher.

彼女は決して経験の浅い先生ではありません。

inexperienced:未熟な、経験の浅い

なぜ「by no means」で「決して~でない」という意味になるのか?

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でも、なぜ「by no means」で「決して~でない」っていう意味になるの?

それは「means」が「手段」を表しているからだよ

手段?どういうこと?

「no means」で「なにも手段がない」を表してる
さらに、この場合の「by」は「~によって」という意味なんだ

だから「by no means」は「何もない手段によって」→「何も手段がない」→「決して~でない」になるんだ

うーむ、なるほど。そういう構造になってるのね。
だけど、「mean」は「~を意味する」っていう動詞じゃなかったっけ?

この「手段という意味のmeans」は、「動詞のmean」とは別の単語なんだよ。似てるけどねー

ややこしいなぁ。。。
だけど「means」で「手段」ね!覚えておこう!

例文

It is by no means clear what the president can do to end the strike.

ストライキを終わらせるのに、組織のトップができることは決して定かではない(明らかではない)。

例文

It is by no means certain that the game will take place.

試合が開催されるかは決して確実ではない。

文章のどの位置で「by no means」を使うのか?

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「by no means」ってなんか変な位置にあるよね?

変な位置というか、文章の中(be動詞の後)で使うことが多いね。

なんで文章の中で使うの?文章の最後とかじゃダメなの?

文章の最後に置けないこともないけど、最後に置くと、相手に「否定なの?肯定なの?」と思わせる表現になっちゃうね

例えば「He’s bad kid, by no means.(彼は悪い子だ。なんてことは決してない)」みたいな感じだね

なるほど、、、文章の最後に持ってくると、確かに否定か肯定か分からない感じになるね

そうだね、だから普通は文章の中(be動詞の後)で「by no means」を使うんだよ

例文

It’s difficult, but by no means impossible.

それは困難だが、決して不可能ではない

「not by any means」の意味

文章の最後で言いたいときには「not by any means」という表現を使うといいよ

「not by any means」はどうやって使うの?

例えば以下の例文みたいに「not ~ by any means」っていう形で使うんだよ

例文

She’s not a bad kid, by any means.

彼女は悪い子じゃない、決してね。

「by any means」の部分は「どんな手段によっても」っていう意味

だから「She’s not a bad kid」を「by any means」で強調してる形だね!

ふむふむ、文章の最後で使う場合は、こういう表現があるんだね

他の表現との違い

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「never」との違い

「never」も「決して~でない」っていう意味だったと思うんだけど、何が違うの?

「by no means」と意味は基本的に同じだよ

だけどニュアンスとしては「never」は「どんな時でも決して~でない」っていう感じ

「by no means」は「何も手段がない」だから、時間と手段でニュアンスが違うってことね!

そういうこと!

例文

I am by no means an expert.

私は決して専門家ではない(どんな手段とったとしても専門家なんてあり得ない)

例文

I am never an expert.

私は決して専門家ではない(専門家だった時などない)

「anything but」との違い

確か「anything but」も「決して~でない」っていう意味だよね?何が違うの?

これも「by no means」と基本的な意味は同じで、ニュアンスが違うんだ

ニュアンス?どういうこと?

「anything but」は直訳すると「~以外は何でも」になるんだけど、隠れた意味としては「~以外は何でもあるけど、~だけは決してない」っていうのがあるんだよ

だから下の例文で説明すると、「anything but」の場合は他の可能性と対比して「決して安くない」と言ってる

「by no means」の場合はどんな手段でも「決して安くない」というニュアンスだね

例文

The hotel was anything but cheap.

そのホテルは決して安くなかった(安いなんてのは程遠い)

例文

The hotel was by no means cheap.

そのホテルは決して安くなかった(どんな手段でも安くなかった)

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まとめ

まとめ
  • 「by no means」の意味は「決して~でない」
  • なぜ「by no means」で「決して~ではない」という意味になるのか?
    1. 「means」が「手段」という意味であるから
    2. 「by no means」で「何も手段がない」→「決して~でない」となるから

  • 「never」や「anything but」の意味も「決して~でない」だが、「by no means」とはニュアンスが異なる

例文引用

Cambridge Dictionary

Longman Dictionary of Contemporary English

Oxford Learner’s Dictionaries

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