感覚でわかる「be supposed to」の意味

感覚でわかる「be supposed to」の意味

日常会話でもよく使われる「be supposed to」という表現

皆さんも見たことあるんじゃないでしょうか?

でも、見たことはあるけど意味が分からないなんて人も多いと思います。

実は「be supposed to」は

「~ということになっている」や「~のはずだ」という意味なんですね。

ただ、これだけの説明ではわかりにくいと思うので、

今回はこの「be supposed to」という表現について

様々な使い方を交えて紹介していきます!

この記事でわかること
  • 「be supposed to」の意味と使い方
  • なぜ「~ということになっている」という意味になるのか?
  • 「be not supposed t do」の意味
  • 「was supposed to」の意味
  • 「be supposed to」に似ている表現とその違い
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「be supposed to」の意味

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「be supposed to」ってどういう意味?

「be supposed to」は「~ということになっている(ルール)」や「~のはずだ(期待)」という意味なんだよ

コアイメージとしては「周りの人からの期待」だね

ルールで決まっていることだったり、世間的に信じられてることに対して使うんだ

「be supposed to do」や「be supposed to be」という形で使われることが多いよ

be supposed to do

「be supposed to do」だとどういう意味になるの?

「be supposed to do」の形で「~するはずだ」という意味になるよ

例文

These batteries are supposed to last for a year.

それらのバッテリーは一年間は持つはずだ(1年間使えるはずだ)

「last」:(最後まで)持続する

be supposed to be

じゃあ「be supposed to be」だとどういう意味になるの?

「be supposed to be」の形だと「~という状態になっているはずだ」という意味になるよ

例文

The children are supposed to be at school by 8 a.m.

子供たちは朝8時までに学校にいることになっている(8時までに登校するルール)

なぜこのような意味になるのか?

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なぜ「be supposed to」で「~ということになっている」っていう意味になるの?

それは「~だと思われている」が「~ということになっている」というのと同じ意味だからだよ

ん?どういうこと?

「suppose」っていうのは「思う」とか「想定する」っていう意味なんだけど

その「suppose(思う)」が「be supposed(過去分詞形)」の受け身(受動態)の形になると「~だと思われる」っていう意味になるよね

うん、そうだね

そこから少し見方を変えて
「~だと思われている」 = 「周りの人から~だと思われている」となるから

最終的に「(世間的には)~ということになっている」っていう意味になるんだよ

なるほど、そういうイメージなのか!

「be supposed to」の使い方

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意味は分かったんだけど、具体的にどういう使い方があるのかがイメージつかないなぁ

じゃあ「be supposed to」がどういう時に使えるのかを紹介していこうか

使い方①:ルール

1つ目は「ルールで~ということになっている」という使い方

会社や学校のルールのように自分以外の人が決めたことに対して使われます。

例文

You’re supposed to buy a ticket, but not many people do.

チケットを購入することになってるんだけどね、多くの人は買わないね(チケットを購入するルールなのに多くの人は買わない)

使い方②:一般的な事実

2つ目は「一般的な事実として~だ(と思われている)」という使い方

世間の人々が一般的に思っていることに対して使われます。

例文

The baby’s supposed to cry.

赤ちゃんは泣くものだ

使い方③:期待

3つ目は「何を期待されているか?」という使い方

「What am I supposed to do?(何をすれば良いですか?)」という表現があり、

これは「自分以外の人から何を期待されていますか?」という意味で使われます。

例文

Well, what am I supposed to do, Doctor?

先生、私はどうすればいいのですか?(期待に沿うには何をすれば良いですか?)

使い方④:予定

4つ目は「~の予定だったよね?」という使い方

遅刻してきた相手に対して「10時集合の予定だったよね?」のような形で使われます。

例文

We were supposed to meet at 10 o’clock today, weren’t we?

今日は10時に集合のはずだったよね?違う?

使い方⑤:噂

5つ目は「~だと言われている(~だという噂がある)」という使い方

世間の人々が「~らしい」と思っているような場合に使われる表現です。

例文

The castle is supposed to be haunted.

そのお城はお化けが出ると言われている(お化けが出るという噂だ)

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「be not supposed to do」で「~してはいけないことになっている」

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ちなみに否定形だと、どういう意味になるの?

否定形(be not supposed to do)で「~してはいけないことになっている」という意味になるよ

世間的にしてはいけないと思われていることに対して使われるんだ

例文

You’re not supposed to park here.

君はここに駐車してはいけないよ(駐車してはいけないルールになっている)

「was supposed to」で「~するはずだった」

ちなみに「be supposed to do」が過去形になって
was supposed to do」になると「~するはずだった」という意味になるんだ

ふむふむ、具体的にはどういう感じで使うの?

何かを予定していたけど実際には出来なかった時なんかに
「~するはずだったのにな」という感じで使えるね

あとは待ち合わせ時間を過ぎて到着した人に対して
「10時集合のはずでしょ?」という感じでも使うことが出来るよ

なるほど、不満をぶつける表現にも使えるんだね!

例文

We were supposed to have gone away this week, but Debbie’s ill so we couldn’t go.

今週、私たちは出掛けるはずだったんだけど、デビーが病気だから行けなかったんだ。

例文

You were supposed to be here an hour ago!

一時間前には君はここにいるはずだっただろ!(なんで来てないんだよ!)

似ている表現とその違い

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「Should」との違い

「~のはずだ」っていう意味だと、まず「should」が思い浮かぶんだけど、、、

「be supposed to」と「should」は何が違うの?

「Should」っていうのは、話し手の考えの中で「~のはずだ!」ってことを表現しているんだ

それに対して「be supposed to」は他の大勢の人が「~のはずだよね」と思ってるということを表現しているだよ

「Should」は主観的、「be supposed to」は客観的ってことかな?

その通り!なんでそういう意味になるのかが分かればニュアンスも分かってくるね!

例文

I should have finished the book by Friday.

金曜日までにその本を読み終えるはずだった(個人的な予想に反して読み終えられなかった)

例文

I was supposed to finish the book by Friday

金曜日までにその本を読み終えるはずだった(本を読むという課題を達成できなかった)

「must」や「have to」との違い

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下の例文みたいに「be supposed to」でルールを表現する使い方があると思うんだけど

「やらなければならない(義務)」を表す「have to」や「must」とは何が違うの?

例文

The children are supposed to be at school by 8 a.m.

子供たちは朝8時までに学校にいることになっている(8時までに登校するルール)

「have to」や「must」と意味としては似ているんだけど、ニュアンスが異なるんだよ

「be supposed to」は「周りから~と思われている(期待されている)」というニュアンスでルールを表しているっていう話をしたと思う。

だから「be supposed to」は自分の意思とは関係なく「周りから期待されている」ということを示している

これに対して「have to」は自分の意思で「やらないといけないな」と思っている表現なんだ

「must」の方は、さらに「絶対にやらないと!」という強い自分の意志が入ってくる感じだね。

なるほど!

「やらないといけない!」という自分の意志の強さを順番で言うと
(be supposed to)<(have to)<(must)の順番になる感じだね!

意志の強さの順番を画像で表したい(be supposed to)<(have to)<(must)

例文

I have to be at school by 8 a.m.

私は朝8時までに学校いなければならない(ルールだから8時までに学校にいないといけないと思っている)

例文

I must be at school by 8 a.m.

私は朝8時までに学校にいなければならない(何か大事な予定があって、8時までに学校に行かなければと思っている)

「be going to」との違い

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「be supposed to」の「~することになっている」って予定を表現してるよね

「be going to」も予定を表現すると思うんだけど、「be supposed to」と何が違うの?

確かにどちらも予定を表す場合があって似てるよね

ただ「be going to」は自分から計画していて「やる予定だ」という意味なんだ

「be supposed to」はルール等の周りからの期待によって「やらないといけない予定」という意味だね

自分の意志による予定か、他人からの期待による予定かの違いだね

例文

I’m going to wake up at at 7 a.m.

私は朝7時に起きるつもりだ(自分の意志で起きようと計画している)

例文

I’m supposed to wake up at 7 a.m

私は朝7時に起きることになっている(ルール等で7時に起きなければならない)

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まとめ

まとめ
  • 「be supposed to」の意味は「~することになっている」
  • なぜそのような意味になるのか?
    1. コアイメージが「周りの人からの期待」だから
  • 「be supposed to」の使い方
    1. 使い方①:ルールで~ということになっている
    2. 使い方②:一般的な事実として~だと思われている
    3. 使い方③:~を期待されている
    4. 使い方④:~の予定だ
    5. 使い方⑤:~だという噂だ

例文引用

Cambridge Dictionary

Oxford Learner’s Dictionary

英辞郎

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