CASECは意味ないのか?実際に受けてみた
CASEC(キャセック)はオンラインで受けられる英語能力テストです。
つまり、自宅で気軽に受験できるTOEICみたいなものですね。
CASECの受験を考えている人の中には、以下のような疑問を持つ人もいるのではないでしょうか?
・CASECのスコアって履歴書とかに書いても良いのかな?
・CASECのテストで本当に実力分かるの?
CASECはTOEICと違って、まだまだ名前が売れていないので、そんな疑問がわいてくるのも当然です。
本記事では、CASECを受ける意味はあるのか?という点を中心に解説し、
私自身が実際にCASECを受けてみた際の試験内容についても紹介します。
読んでもらえれば、「CASECは受験するに値するものかなのか?」というのが分かりますよ。
- CASECは意味ないのか?
- CASECの試験内容・結果表示
- CASECのメリット・デメリット
- CASECに関するよくある質問
CASECは意味ないのか?
CASECは本当に意味があるのでしょうか?
結論から言うと、意味はあります。
2023年時点で300万人以上が受験していますし、大学や有名企業(本田技研など)でも採用されているので、信頼できるテストです。
また、受験者の統計データからTOEIC換算のスコア目安も確認できるため、自分の実力を測るには十分な精度を持った試験内容になっています。
履歴書に書いて意味あるか?
CASECは正確に実力測定ができますが、履歴書に書いて英語力をアピールするには、難しいかもしれません。
なぜなら、知名度がないからです。
「CASEC800点のスコアを持ってます!」とアピールしても、採用担当者に「それはどのくらいすごいの?」と言われてしまうでしょう。
しかし、CASECだと全くアピールできないというわけではありません。
CASEC はTOEIC換算のスコア目安も測定できるので、TOEIC換算のスコアを併せて記載することで、英語力をアピールできるようになるはずです。
TOEICは有名なテストなので、併記することで、あなたの英語レベルが採用担当者にも伝わるでしょう。
実際にCASECを受けてみた
前の見出しでも言ったように、CASECは大学や有名企業に採用されており、信頼できるテストです。
でも、実際の試験内容がどんなものか分からないと、本当に意味があるかは分からないですよね?
そこで、実際にCASECを受けてみたので、試験内容とその結果について解説します。
CASECの試験内容
試験内容としては、Section1~4までの4部構成になっており、試験時間は合計で1時間です。
セクション | 問題の種類 | 概要 |
Section1 | 語彙力の問題 (リーディング) | 文章の空所に当てはまる単語を4択で選択 |
Section2 | 表現の問題 (リーディング) | 対話を読んで空所の文章を4択で選択 |
Section3 | 大意把握の問題 (リスニング) | 音声を聞いて、質問文への回答を4択で選択 |
Section4 | 詳細な聞き取り能力の問題 (リスニング) | 音声を3回聞いて文章の空所を自由回答 |
CASECの試験結果
CASECはすべての問題を解答した後、すぐに結果を見ることができます。
以下が受けてみた試験結果です。
試験結果では、主に以下の2つを知ることができます。
- 英語力の長所と短所が分かる
- どうすれば英語力を伸ばせるかが分かる
英語力の長所と短所が分かる
セクション毎に点数が分かるので、自分の英語力の長所と短所が分かります。
例えば、私はSection3(リスニングでの大意把握能力)が低いので、リスニングで意味をつかむ能力が低いが分かります。
逆に、語彙能力は相対的に高いので、学習の優先度は低いですね。
どうすれば英語力を伸ばせるかが分かる
CASECの結果にはアドバイスがついているので、今後どのように学習していくかの指標を得られるでしょう。
私の結果でいくと「情報が増えると一部聞き取れなくなることがあるので、英語を瞬時に処理できるように集中して聞く練習をしましょう」というアドバイスがあります。
このため、Podcastなどを聞いて、英語耳を作るようにしています。
CASECのメリット・デメリット
実際にCASECを受けてみて、感じたメリット・デメリットを紹介します。
CASECのデメリット
受けてみて感じたデメリットとしては、「TOEICのスコア目安と実際のスコアにはズレがある」ということです。
私が受けたCASECのTOEICスコア目安と、同時期に受けた実際のTOIECのスコアには約100点の差がありました。
これは、CASECの試験には時間が十分にあることが関係していると考えられます。
TOEICは問題数が多くて時間勝負という感じですが、CASECには考える時間が十分にあるので、時間を掛ければ問題と解ける人はCASECの方が点数が高くなる傾向があるのではと考察しています。
このため、TOEICのスコアが正確に知りたい!という人には向いていないです。
もちろん、CASECのスコア自体はきちんと実力を反映しているので、CASECを定期的に受ければ、英語力の向上を感じられるはず。
CASECのメリット
CASEC の一番のメリットは、オンラインですぐに受験できて、結果がすぐに分かることでしょう。
TOEICだと試験の1か月前に申し込みをする必要がありますし、試験後も結果が出てくるまで2週間もかかります。
また、試験当日にしても、試験会場に行く手間がかかるので、精神的にも体力的にも大変です。
CASECなら、思い立ったそばから受験できて1時間で結果がわかるので、休日を試験でつぶす必要もないのがメリットですね。
よくある質問
CASECは調べながら解答できますか?
CASECは調べながら解答できますか?
ぶっちゃけ、調べながらでも解答できます。
CASECはTOEICと比較して、解答時間が長く設定されているので、ネットで検索しながら解答もできてしまうでしょう。
しかし、実力確認としては正確に測定できなくなるので、やめておいた方が無難です。
事情があって高いスコアを取る必要がある場合は、短期間で効率的に学習できるスタディサプリTOEICを使ってみるのがおすすめですよ。
CASECの対策は何をしたら良いですか?
CASECの対策は何をしたら良いですか?
CASECに特化した対策本というのはない(過去問もない)ので、TOEIC対策のコンテンツを使うのが良いでしょう。
TOEIC対策本はたくさん出版されているので、Amazonで「TOEIC 対策」と調べれば有用な本が見つけられます。
しかし、私のように「参考書を読むのが嫌いだ」という人には、スタディサプリTOEICがおすすめです。
アプリを起動するだけで気軽に始められますし、単語、文法、リスニングまでスマホ1つでどこでも学習できますよ。
もっと手軽に実力測定する方法もある
CASEC はオンラインで受験できて、結果もすぐ分かるため、とても便利な試験です。
このため、実力確認したい人にCASECはおすすめできます。
ただ、もっと気軽に実力を測定したい場合はSantaアルク のスコア診断の方がおすすめ。
完全無料ですし、AIを使っているので5分程度で実力チェックができちゃいます。
CASECと比較すると精度は落ちますが、サラっと確認してみたい人はやってみてください。
TOEIC®学習ならSantaアルク AIでTOEIC®対策
Riiid, Inc.無料posted withアプリーチ
- 前の記事
感覚でわかる「What’s with」の意味 2021.05.04
- 次の記事
感覚でわかる「What with」の意味 2021.05.30
コメントを書く
コメントを投稿するにはログインしてください。